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- Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863240803
感想・レビュー・書評
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うーん。期待しすぎたのかもしれないが、既読感が強く、途中からパラパラと流し読みしてしまった。
仕事が分業化される中で、専門性が生まれ高まりながら、複雑に絡んで形を成していく。専門化が進めば進むほど、それらの専門性は分断し、やがて中間的な役割が再認識されていく。そうした役割が"価値っぽいもの"を生み出していこうとする。
それらの役割が不可欠なのは重々承知している。だが、本質的な価値はどこにあるのだろうか。本書ではどこの自分であるかというアイデンティティを捨て、中間的な役割で表現していくことを提案する。一方であなたが何をしているかを強く求めていく。言い換えれば、何もしていないあなたには価値がない。
中間的な役割は高度な専門性の上に成り立つ。だからこそ、誰よりも専門性を尊敬し、あなたが誰であるかを見なければならない。著者がそうでないと言っているわけでは決してなく、ただ上澄みをすくうだけの中間的な役割が増えることを危惧してしまうのだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示