- Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863241190
作品紹介・あらすじ
沖縄を離れる時、僕らは数日間の沖縄に別れを告げるのではなく、
妄想の中で暮らした美しく豊かだった日々に別れを告げなければならず、
その喪失感は青い空を見てつい涙が流れてしまうほどになる。(本文より)
『悪人』『横道世之介』『さよなら渓谷』『怒り』などのベストセラーで知られる芥川賞作家・吉田修一が、
日々を懸命に生きている大人たちに贈る、 どこまでも前向きで心に沁みる50篇のエッセイです。
大人たちを縛る「記憶」との上手な付き合い方がしみじみ伝わってくる 『泣きたくなるような青空』の25篇、
自分自身がいかに唯一無二でユニークなのかをあらためて自覚できる『最後に手にしたいもの』の25篇の、2冊同時発売。
また、出版業界としては異例の
・紙書籍
・電子書籍
・audible(本を耳で楽しむオーディオブック)
の3媒体同時発売!
audibleは『泣きたくなるような青空』を高良健吾さん、『最後に手にしたいもの』を眞島秀和さんに朗読いただきます。
感想・レビュー・書評
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とにかく早くヨーロッパに飛びたい。でないとマイルの有効期限が切れちゃうよ。
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2冊同時発売ということで
比べて読むと違いはなんだろうと思う。
青空の景色、少し旅寄りで
夕焼けの方は作家性、生活周りといったところか
ただどちらも飛行機の機内誌収録からということで
旅先の高揚感をさらに高めてくれる
どちらかというとメインストリームよりも
マイナー、少し外したものをチョイスしている、か?
昔のコーヒーのcmのキャッチコピーよろしく
違いのわかる男 吉田修一なので
謙遜しながらも優雅な生活というのがわかる。
その見せびらかさない静けさもまたカッコいい。
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航空会社の機内誌に連載されているエッセイ集だ。さらさらと読みやすく1編あたりの長さもほどよくて手軽だ。
亡くした親友を偲ぶ長崎の派手な盆の行事について語ったエッセイや、中国語を学んだらそれまでうるさいと感じていた訪日中国人についての見方が変わったという話などがいいなと思った。
言語は学ばなければただの雑音にしかならないが、少しでも齧ればそこから理解が広がっていくのだと思う。
それにしても英語の勉強は借金を返済していくようで、新しい中国語の勉強は500円玉貯金をしているような、という例えは言い得て妙だ。もはや返済できない借金として英語を苦手と思っている日本人、たくさんいるだろうな。 -
初めてエッセイというものを読んだ。
筆者が思うことを連ねた文章。たまたま、図書館で手にして借りてみたが、なんだか自慢ぽい話が多くて、イマイチだった。 -
ANAの機内誌に連載されていたエッセイだそうです。
意外と?楽観的というかミーハーというか。「中華料理店の王さん」という話が良かった。旅行関係ないけど。
旅に出たいですね~ -
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https://opc.kinjo-u.ac.jp/
図書館・請求記号 914.6/Y868/2/ -
流し読みして終わり