泣きたくなるような青空 (翼の王国books)

著者 :
  • 木楽舎
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感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863241190

感想・レビュー・書評

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  • とにかく早くヨーロッパに飛びたい。でないとマイルの有効期限が切れちゃうよ。

  • この人の書く風景は、旅の醍醐味を存分に伝えてくれる。旅先に、人と、空間と、物と、歴史と、物語があることを表してくれる。 旅を文学したい。考える余地あり。

  • 夜明けを初めて見た記憶、大自然の中の無音の時間を過ごした記憶、色んな街の朝の風景。
    自分も感動した覚えがあるけど、すっかり忘れてしまっていたその時の感情を、吉田さんが書き起こしてくれたような気がした。
    読んでいて、どこか懐かしくなるエッセイ集。

  • 朝の種類
    (P81より)
    朝の歌舞伎町というのはどこかぽかんと気が抜けている。
    街全体が大欠伸をしているような感じで、
    どういう思考の流れからなのかは自分でも説明できないが、「なんか人間っていいなー」と素直に思える。

    浪速の従姉妹漫才
    (P142より)
    こうやって大阪の親戚たちと会った時というのは、
    その代わりに誰かを亡くした時でもある。
    祖母、伯母、伯父・・・。
    そんな時、彼女たちといると、人間というのは可笑しいから笑うのではなく、
    悲しい時にも笑うことがあると教えられる。
    いや、本来、笑いというものが人生の可笑しみからではなく、悲しみの底から立ち上がろうとして生まれたものではないのかとさえ思われてくる。

    吉田修一さんの素直な気持ちを綴っている印象。
    カッコ付けず、それでも洗練された言葉が並べられている。
    単行本で読める日を待って待って
    読むことができて良かった。

  • Audible。
    旅行記が興味深い

  • 読むと旅行に行きたくなる本。
    今作は沖縄に行きたくなる。

  • 914.6

  • 何故だか旅行に行く飛行機に乗っている気分になった。

著者プロフィール

1968年長崎県生まれ。法政大学経営学部卒業。1997年『最後の息子』で「文學界新人賞」を受賞し、デビュー。2002年『パーク・ライフ』で「芥川賞」を受賞。07年『悪人』で「毎日出版文化賞」、10年『横道世之介』で「柴田錬三郎」、19年『国宝』で「芸術選奨文部科学大臣賞」「中央公論文芸賞」を受賞する。その他著書に、『パレード』『悪人』『さよなら渓谷』『路』『怒り』『森は知っている』『太陽は動かない』『湖の女たち』等がある。

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