- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863290402
作品紹介・あらすじ
独特の語り口で「人間」を描き続ける作家・村田喜代子には、眼下に広がる世界はどう映っているのか。作家が見てきた景色とは……。意欲的に創作を続ける作家が、子どもの頃のこと、祖母のこと、本のこと、絵画のこと、旅のこと、自然のことなどを綴った珠玉のエッセイ集。「村田ワールド」のエッセンスがたっぷりつまった一冊。
感想・レビュー・書評
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この著者の婆ラバーさと柔らかく暖かみのあるドライさの根元が分かった気がした。何かやっぱ好きだなあ。にしても野又稔の話題が出てくるとは思わなかった。好きな著者が好きな画家を語ってるのは妙に嬉しい。
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ワンちゃんが好きな村田喜代子さん、数年前シベリアンハスキーとお別れし、今はラブラドールと暮らしてるそうです。本川達雄氏の「ゾウの時間 ネズミの時間」を読んで、ペットロスの癒しになったそうです。体のサイズに応じて生きる時間は違うけど、みんなそれぞれの寿命を全うしてるという話ですよね。「この世ランドの眺め」2011.6発行です。エッセイ(事実)より小説(嘘)の方が恥ずかしいと仰る村田喜代子さんのエッセイです。そしてエッセイも書いてみるとやはり恥ずかしいとのことです(^-^)
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村田さんが何か書いていないかなあと思って探したらエッセイ集がありました。
でも、まあ、やはり小説のほうが面白いな。あとがきでご自身も書いていらっしゃいますが、エッセイより小説のほうが恥ずかしいのだそうです。頭の中の妄想を描くわけですので。
読者はその妄想を楽しむのです。
九州の同人の頃のこととか、絵画に対する造詣とか村田さんをより知りたい方にはお勧めです。でも、私は村田さんの頭の中が好き。