新訳チップス先生、さようなら

  • 慧文社
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本棚登録 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863301610

作品紹介・あらすじ

時代の移り変りの中で、チップス先生が守り続けた大切なものとは?英国のパブリック・スクールで教鞭をとる、懐しくも愛すべき老教師の姿を描いた不朽の名作を、流麗にして味わい深い新訳で。豊富な訳注とルビで、名作が読みやすく、より深くあなたの心に届きます。原本初版の挿絵つき。

感想・レビュー・書評

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  • 実家の本棚にあり、一度も開いたことはなかったものの、背表紙の「チップス先生、さようなら」のタイトルだけ記憶に残っていた。
    図書館で偶然再開を果たして読んでみることに。

    かなり昔に書かれた作品のようだが、新訳のおかげか読みにくさはなく、ライトに読むことができた。

    チップス先生のお人柄、チップス先生のまわりの人々との温かな関係、また変わりゆく時代の流れの中でのチップス先生の生き方に思いを馳せた。

    チップス先生のような生涯が送れたら、幸せな人生と言えるんだろうなぁ、と。

    とても温かい気持ちになる本でした。

  • 実は読んだのは菊池重三郎による旧訳で、バーコードもついておらず登録ができないため、ここでは星なし評価で許してほしい。
    実は中学時代に一度読んでいて、読書感想文のため無理矢理購入したものであった。薄いから読みやすいという安易な考えで。しかしまったく理解できず、トンチンカンな感想文を提出した苦い思い出がある。
    それから40年近くたって、偶然この本を再度入手した。私はあれ以来いくらか成長しているのだろうか?
    答えはノーだ。昔の言葉遣いで読みにくいのははっきりいって変わらない。
    しかし、自分が年齢を重ねた分、チップス先生の人生にも理解できる部分は増えているのだと実感した。
    今度は新訳を読んでみたい。

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著者プロフィール

1900年-1954年。『チップス先生さようなら』『鎧なき騎士』『忘れえぬ日々』などの小説がある。本書は、チップス先生とならび著者の代表作で、数々の文芸賞も受賞している。

「2020年 『失われた地平線』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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