- Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863320505
作品紹介・あらすじ
35年ぶりの新訳による、最高の9つの物語。
感想・レビュー・書評
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僕にとっては薬みたいな本だね、本当の話。
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「バナナフィッシュ日和」「コネチカットのアンクル・ウィギリー」
かわいそうできれいで、もうだいすき。 -
今の私には読むのが難解。文章は読んでるはずなのに右から左に流れてしまった。
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もちろんサリンジャーが生み出した奇想を味わうこともできる(バナナフィッシュや笑い男)。もしくは、死が至るところスパイスとして加えられている短編の切れ味の良さに唸り、血腥さを楽しむこともできる。だが、私は今回読み直してみて彼らの「会話/コミュニケーション」が気にかかった。噛み合っているようで噛み合っていない会話、あるいは話せば話すほど孤絶感を際立たせる会話。そこから「感じすぎる人」と「普通の人」、もしくは物語を語る「作り手」とそれを聞く「受け手」の断絶を読み取ることもできるのではないか。読みこなせただろうか
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2022.03.02 図書館
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9つの短編が収録されたものです。
登場人物の会話のやり取りが、何かを暗示しているのでしょうが、読解力がないわたしには少し難しく感じました。
それぞれの短編を読み終わるごとに、ネットに上がってる考察をみると見え方が変わって面白いです。 -
今更だけど新訳版。新潮文庫版は何処かにあるんじゃないかなぁ……(探すより買った方が早いのは確かだ)。
訳文が現代的になっているのもそうだが、サリンジャーの『病んでる』感じがより出ていた新訳になっていたと思う。
(しかし、米文学のメインストリームとは相性が良くないんだよなぁ……) -
私には一回読んだくらいじゃ真意みたいなものは理解できない.多分何周してもよく分からないと思う。
けどそんな構築的な要素は置いといて、
感情や舞台の描写がいちいち印象的。特に思い入れはないけどふとした時に脳裏に浮かぶささやかな記憶のようにシーンが見えてくるし、今でも映画を思い出すように頭で話を辿ることができる。
想像もできなかった表現が沢山出てきたけど、すべてしっくりくるのが不思議。賛否両論な柴田訳しか読んでないけど、私は好きです。(ただバナナフィッシュは「うってつけの日」かなぁ)
「エスキモーとの戦争前夜」がお気に入り。 -
もう少し日本語っぽい日本語にならないものか。
名作のはずなんだが・・・。
ぜひ村上春樹の翻訳で読んでみたい。
何度も読み込めば良さが解ってくるかな。