心神喪失 下 (ヴィレッジブックス)

制作 : 吉田利子 
  • ヴィレッジブックス
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本棚登録 : 73
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863320970

感想・レビュー・書評

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  • ぼちぼち

  • 主人公である女性検事には、ハンサムな恋人が最初から存在している。
    もちろん大方の予通りに彼女はその恋人に裏切られるのだが
    ちゃんと二番手が控えていて、そっちのほうはタイプこそ違えど
    どうにも容量の大きい男で、うらやましいったらもう・・・

    と、甘い部分だけ書くとロマンス小説のようだが
    このくらい甘い要素がないと、この小説にはまったく救いが無い。
    それほどに厳しい状況が主人公を追い込んで行くのである。

    彼女は事件と向き合うために、封印していた自分の過去を見つめる決心をする。
    彼女の両親も兄に殺されたのである。
    今回の事件の犯人とされる医師と同じく兄は統合失調症であったのだ。

    そしてこの病気が混乱する彼女自身にもあらわれてきて・・・
    なにしろ題名があらわすように本書は精神の病気に力点が置かれている。

    だからなのかほんとうの真犯人は不明のままに終了する。
    続編が出るのだそうでそこで明白になるのだろう。
    借りた本なので読んだが、続編を買う気はまだない。

  • 事件はジュリアの過去と類似点が多く、次第に自分の過去と向き合わなければならなくなる。また、この事件が政治的に利用されていることに気付いたジュリアは、次第に被告人が心神喪失ではなかった事に違和感を持ち始める。
    ジュリアの過去から、クライマックスからエピローグの前まではおおよそ予想通りといえる。
    予想外はジュリアの再就職だが、続編のための複線か。

  • 3月5日読了。

  • 上巻参照

  • 実際にある病症なだけに重く、そして、外傷とは違い精神?心?脳神経系?の病気なだけに理解するのが難しく、怖い。
    だから、最初は展開も遅く、読み進みにくかった。
    ミステリーらしくない意外性も薄く・・
    え?やっぱり?そのまんまなの?どんでん返しはないの?と思う点もあるのだけど
    この本を通じてこういう症例の病気があるのだという認識を持つことは大事とだと思うに至った。
    読み終わった後、ミステリー小説を読んだと言うより、ノンフィクション小説を読んだ感じがしたので。

  • 購入:守山
    え~何といいますか小説好きの私から感想を述べますとジリアンホフマン作の「報復」「報復ふたたび」があまりにも衝撃的でハラハラドキドキの展開とまさかの結末が描写的にも映像が鮮明でとんとん進んで行くのですが。今回は同じ作者とは思えないほど苦しい内容かな? はっきり言って上下巻は要らず1巻で十分まとまる話だったかな! しかし初めて読むならこれもありかもです。
    人間の心に忍び寄る解釈の違いで大きく人生が一変するのは見ものです。

  • 怖くは無かったです

  • 上巻の後半までなんとなくぼやけてる。
    途中でやっとそういうことかと。
    統合失調症と裁判。
    ストーリーはおもしろいけど。
    スピード感がもっとほしい。
    前置き長い。

    2009/3/17

  • ラットが可哀想すぎるんだが……!(笑)
    頼む、ジュリア。ラットのこと大切にしてやってくれ。

    結局、統合失調症という病気紹介小説という感じだった。
    もう少しつっこんで書いて欲しかったなあ。
    そしてもう少しエンターテインメント性も欲しかった。
    おれは恋愛模様が入り込むのはあまり好かんのだが、堅苦しい専門用語の畳みかけに、思わずラットとジュリアの恋愛描写に涎垂らしそうになるくらい夢☆中になっちまったよっつー……。

    ラストは急いで風呂敷畳み始めたという感じで、あれだけたくさん出てきた登場人物たちのその後が一行で済まされたりして、なんだか少ししっくりこない終わり方だった。
    あと繰り返しになるが、専門用語が多いので脚注をつけてほしいと泣き言を言いそうになった。

    で、さっき密林のレビュー見てきたんだが、ちょっとビビッた。
    このもったいつけて終わっていく感じは次回作への伏線だったの?!
    それはないわ〜。
    この物語はこの物語で、主人公や脇役らに芽生えた気持ちも含め、責任を持ってしっかりと終わらせてください、と言いたい。わがまますぎるのか、おれは。

    だが生活上、海の向こうの”検察官”というのには全く縁がなかったので、読み始めるときは不安もあったが、そこはさすが著者本人が経験豊富なこともあって職についてしっかりと書かれていたので、ジュリアの日常をきちんと想像することは出来た。
    でも法廷シーンではもっとドキドキしたかったな。
    おれの中には全くアドレナリンは放出されなかった。
    しかしリックはどうなったんだろう……リック、しっかりしろ。

    あとはやっぱり和訳にツッコミを入れざるを得ないことが多かった。
    結構おっきな間違いもあって、その堂々っぷりにはもはや感服したでござる(笑)

    彼女の作品は有名な『報復』シリーズは読んでおきたい。

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