- Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863322530
感想・レビュー・書評
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ミステリとしての完成度は高いと感じますが、登場人物たちのトラウマが次々に暴露され、彼らが「心の闇」を抱えながらも折り合いをつけて日々の暮らしを(できるだけ前向きに)過ごしている様子を手を変え品を変え見せられる、という状況が続くのは少し読んでいて気疲れします。
もちろん、スモーキー・ファミリーには幸せな気持ちで暮らしてほしいという思いはありますし、彼らが「不安定な足場を少しずつ確固たるものにして、新たな人生を歩んでゆく」姿を描くのが本作の魅力です。ただ、もうすこし「エンタメ」に寄せて気軽に読める物語でもよかったな、という印象も残る読後感でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1作目、2作目も読んでるんだけど、元殺し屋の女性が前作でどう絡んできたかもう記憶に無かった。でも一番かっこよかった。
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前2作に比べると迫力がないかもしれないが、スモーキー含めメンバー達のことはいい方向にいっているのが書かれており、そういう点でも良かった。スモーキーの強靭さは変わっていない。次作も楽しみ。
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何とも恐ろしく、むごたらしい話でした。にも関わらず、ほんの少し爽快感があります。この作者、ただものじゃないですね。最終章の鮮やかさはお見事!のひとこと。
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2008年発表
原題:The Darker Side -
怖かった!面白かった!
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なんかイマイチ。技術的、能力的に、このチームだからこそ解決したって達成感がほとんどなかったと思う。中身は単なるメンバーの近況報告レベル。次回に期待。
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「犯人はだれ?」と息もつかずに読んだ上巻。待ちきれずに下巻を開く。次々に暴かれる被害者たちの秘密、そして犯人の秘密。だれにでもある心の暗闇を、コーディ・マクファディンは恐ろしい形で描ききっている。