あしながおじさん (ヴィレッジブックス F ウ 8-1)

  • ヴィレッジブックス
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本棚登録 : 68
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863323605

感想・レビュー・書評

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  • この一冊も、私の血となり肉となった本でした。

    私の手紙、もうとどいたかナァ、今読んでらっしゃるかしら・・・ドキドキ・・・
    なんて、もうときめく中高生いないのでしょうか?

    そんな文化も感情もいつまでも残してゆきたい!

  • 優しい気持ちになれる、あしながおじさんへの手紙でなる。
    ジュディが大学へ行き始めて、キラキラした毎日がはじまる(*´ω`*)
    あのラストはほんと大好き!!

  • 表紙の少女の写真と、作中のジュディのイメージがかなりマッチしていて素敵だと思います。あしながおじさんに向けてジュディの書く手紙によって物語は語られていきます。原作者は本書を発表して三年後にこの世を去っていることをあとがきを読んで知り、さらに作品の印象が深いものとなりました。また読みたくなる、こういう作品を名作とよぶのかなあと思いました。

  •   三月二十六日
      あしながスミスさま
     一つも質問に答えてくださらないんですね。あなたはわたしがすることになんてこれっぽちも関心を持っていらっしゃらないんでしょう。きっとあの忌まわしい理事の中でも最高に忌まわしい一人で、わたしに教育を受けさせているのは、わたしを気にかけているからじゃなく、義務感からなんだわ。
     わたしはあなたについて、なに一つ知りません。名前すら知らないんです。ものに宛てて手紙を書くというのは、じつに退屈なことです。どうせ私の手紙だって、読みもしないでくずかごに放り入れていらっしゃるに決まっています。今後は勉強のことしか書きません。
     ラテン語と幾何学の追試は先週でした。両方及第して、いまは自由の身です。
                       敬具
              ジェルーシャ・アボット


    ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


     先日、書店で「あしながおじさん」を買った。
     「新訳で生まれ変わったおとなの少女文学!」というコピーが目についたからだ。
     子供のころ読んだのは岩波だったと思う。
     調べてみるといまでも岩波少年文庫から出版されていた。
     その他にも、新潮、福音館、集英社、講談社、偕成社、等々。
     これには少々驚いた。

     ページを繰るのが怖かった。
     しばしば心が痛んだ。
     最後の手紙を読むのは苦しかった。

     子供のころはとても面白かった記憶がある。
     哀しいかな大人になったのだ。

  • 久しぶりに読みたくなった。あれこんなに短かったっけ?と思うくらい、喜びに満ちた毎日の早いこと…(笑)
    あしながおじさんの正体が分かった状態で読んでみると、おじさんのわたわたするのがジュディの書く手紙越しに感じられてとっても微笑ましい。同時に歳くったなあと思ってしまった…。
    この表紙も可愛かったし訳も読みやすかったけど、あしながおじさんのシルエットが中表紙だったやつが懐かしい。
    衝撃だったのは、作中でジュディ歳を越されたこと…。
    司書過程でも扱われてた「続あしながおじさん」も読みたい!

  • 私の一番大好きな本。
    いつ読んでも胸がときめくし、ジュディの世界へ入りたくなる。

  • やばい。わくわくした、キュンキュンした、笑った、泣いた。やっぱり名作は名作なんやなぁ。軽快なリズムとユーモア。訳者がうまいと言うのもあるかな?原文でも読んでみたい気もする。近いうちに挑戦しよう。

    おもしろい!!!!

  • ハウス劇場で大好きになり、本を読んでみたんだけど挫折した経緯があったのですが、新訳なら読めるかもと手に取りました。
    あっさり読了。これ、新訳でなくても読めたのかもしれない、という気がしました。タイミングが悪かったか、訳が合わなかったのかなぁ。いや、ジュディの手紙が切り替わるたびに、繰り返しでてくる同じ言葉が気になったのかも? でも、とにかく今回はおもしろく読めました。

    まず、思ったのは、あんなに短くてジュディの手紙以外の要素がひとつもない物語なのに、書かれていないことも含めて何もかもがきちんと伝わってくるなんてすごい!ということ。何一つ不足したかんじがしない。しかも、過剰でもない。必要なものが必要なだけそこにあるんです。
    そして、ジュディの自由で何にでも感動できる感性を率直で生き生きとした言葉で綴られているのが本当に楽しい。“あしながおじさん”がこの手紙をどんなに楽しみにしていたのか、読んでどんなふうに喜び、悲しみ、幸せを感じたのか、最後に想像してもきゅもきゅしちゃいました。

  • 読んでみたいと思いつつ、今まで読んだことがなかったお話。
    表紙の感じが気に入ったので、ついに購入。
    まだ途中ですが、やはり長く残るお話は
    人の心を掴むものだなと思います。

    1/3読了。
    多分今年のうちにもう一度は読む・・・

  • この年齢になると、主人公のひたむきさや成長よりもどうしてもおじさん側の立場で見てしまって…かわいい話だとは思うけど、アメリカ版紫の上?みたいな違和感は最後まで拭えなかった( ;´Д`)

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著者プロフィール

ジーン・ウェブスター

「2004年 『あしながおじさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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