本日も、記憶喪失。 (ヴィレッジブックス F キ 3-1)
- ヴィレッジブックス (2012年5月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (556ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863323827
感想・レビュー・書評
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ここのところ、ずっと会社の方に貸して頂いた本を読んでいる。
この本も貸して頂いた一冊。多分自分では絶対に見つけられなかった一冊だろうなぁ。
ぱっとしないレキシーの人生が、ある事故をきっかけに180度変わってしまう。
彼氏にすっぽかされ、ボーナスは出ない、翌日は父親のお葬式。
それが目を覚ますと、ハンサムな旦那様に、高級ブランドに身を包む美しい自分に変わっている。
何とも御伽噺的な話だなぁと読んでいたのだが、これが結構面白い!
めくるめく展開。
読者を飽きさせない出来事が次から次へと・・・。
レキシーはどうなる?彼女の親友とはどーなるの?
ハンサムな旦那とは?
ジョンとは!?
楽しい本に出合わせてくれた会社の方に感謝です!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ぱっとしないレキシーの人生において、今晩はとくに最悪だった。ボーナスは出ない、彼氏は音信不通。明日は父親のお葬式……さらにはどしゃぶりのなか足元がすべり階段から真っ逆さまに落ちてしまったのだ--意識が戻ると、レキシーは病院にいた。ところが、鏡に映った自分は信じられないぐらいぴかぴかの美人で、高級ブランドを身につけるほど出世していて、おまけにお金持ちの超ハンサムと結婚していたのだ! さくじつまでとあまりにも違う世界に混乱するレキシーだったが、この夢のような幸せな生活を満喫しようとした矢先、彼女の前にジョンという謎の男があらわれて……。
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主人公の記憶が最後まで戻らない(ほのかの予兆でしかない)ことが記憶喪失モノの中では特異だと思われる。自分を変えたと思った主人公がもとの自分に戻る話。結婚相手の性癖があまりにもなのでひいてしまう。
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ツイていない夜、階段から滑り落ちた後に意識を失い気付いたら病院のベッドの上だった。
そして目覚めたら三年分の記憶がなく、しがないOLだった筈の自分が極上の男性と結婚していて、職場でも異例の出世をとげたキャリアウーマンになっていた。
夢のような人生を手に入れた一方で友情は失ったが、レキシーにとっては三年分の記憶がなく三年前の自分の心情の状態で目覚めたものだから、炭水化物ダイエットも辛いし、友情を失ったことも辛い。
そこから本来の自分を取り戻していこうとする。
文体も軽く読みやすいし、先も気になるけど、ちょっと長くて途中でダレてしまった。
自分のやり方が間違っていたと気付くのはいいことだと思うけど、そのきっかけが記憶喪失というのはちょっとずるい気がする。
無理して夫に合わせていたから窮屈なのは判るけど、それを選んだのも自分な訳で……結局、記憶を失う前から裏切っていたのだというのも後味が悪いところ。 -
H.25.5.6
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事故にあって目覚めると記憶喪失になってるというありがちなパターンかと思いきや、ハンサムな夫がいて美人でセレブな自分自身が気に入らないのに気づくというのが新鮮だった。コメディタッチの自分探しの物語。楽しくサクサク読める。2013.3
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あらすじで気になって買いました。
あまりこういった本は最近読んでいなかった上、厚くて久々に読みごたえがありました。
海外でドラマや映画にしたら映えそうな作品だなぁと思いました。
結局成功の裏には努力や苦労があるというお話。
もし自分がこんなことになったら、と考えるのがちょっと怖くてちょっと楽しいです。 -
その特定の期間の記憶が失われるって不思議な設定ですよね。
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ありがちのストーリーではあるものの、主人公の性格が可愛いし、恋愛も上手く絡んで楽しく読めました。三年後への変化のきっかけも納得できるものではあるのですが、外見の変化の部分は描かれているのに、急に仕事が出来る女になってる努力の過程が描かれてないのがちょっと不満。