わたしが眠りにつく前に (ヴィレッジブックス)

制作 : 棚橋 志行 
  • ヴィレッジブックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863323933

感想・レビュー・書評

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  • 交通事故にあい、20歳ぐらいからの記憶を全て無くしてしまう47歳主人公の女性の話。一晩眠るとまた全てリセットされてしまうので、毎朝どこにいるのか、結婚相手のこと等わからず混乱してしまう。そこに脳や記憶機能を専門とする医師があらわれ、記憶障害の手助けをしてくれることになり、日々前日の記憶をたどれるように日記をつけることになる。それによって色々なことが判明していく、、となるのだが、このような構成と内容の作品は初めて読む。自分自身がとり憑かれたようにのめりこんでしまった。真相もよかったし、結末もよかった。一気読み。

  • 事故にあったことで、朝目が覚めると前日までの記憶が失われるという特殊な記憶障害を持ったクリスティーン。
    医師の勧めで、献身的な夫に隠れて日記を書くことで自分の過去を取り戻そうとするのだが…。

    登場人物紹介が主人公のクリスティーン一人だけ、というところから始まるサスペンス。
    クリスティーンの目線で物語が進むので、夫も医師も後に現れる親友もすべてが何やら怪しい。
    誰を信じていいのか揺れ動くクリスティーン。
    この辺の描写、とても男性が書いているとは思えない出来。
    そして物語のたどり着く先が見えず、クリスティーンと一緒に不安になってしまう。
    上手いなー。
    第三部の早急さが多少気になるし、オチは予想通りだけど十分怖くて楽しめた。
    先への希望が見えるラストもよかった。
    しかし、これ読むと朝起きるのが怖くなるなぁ。(と言いつつ、布団でゴロゴロw)

  • SJワトソン初読。解説には、デビュー前の作家の卵の作品がオークションにかけられ、新人としては前代未聞の高値で落札された旨が書かれているが、やや過大評価のように感じた。『リピーテッド』というタイトル、ニコール・キッドマン主演で映画化された。
    事故(?)の後遺症で、目覚めるたびに記憶を失っていることに気づくクリスティーン・ルーカスが主人公。主人公が朝目覚めると、隣には見知らぬ白髪混じりの男がいる。その男はベンと名乗り、主人公の夫だという。自分は20代のつもりでいたのに、鏡の中には年をとった自分の顔が。夫が仕事に出かけた後、携帯にドクター・ナッシュと名乗る神経心理学者から電話がかかってくる。主人公の記憶障害に取り組んできたのだと。主人公は、ナッシュのアドバイスで日誌をつけ、記憶の問題に取り組んでいく。その中で、アダムという子供がいたこと、アフガン戦争でなくなったこと、クレアという友人がいたが、ニュージーランドに引っ越したこと、自分が精神的におかしくなり施設に収容されていたこと等が明らかになっていく。しかし、ベンはアダムがいたことを否定する等、いま一つ信用できない。日誌には「ベンを信じちゃだめ」と書かれている。事故で記憶を失ったと説明されるが、事故の記憶は一切ない。誰を信じればよいのか混乱する主人公を描くミステリー。記憶を保てない主人公が自分のメモに頼って真相を明らかにしようとする点は『メメント』を髣髴とさせる。
    最後のオチはほぼ予想どおりで、あっといわせるものではなかったし、やや話が長いので、満点ではないが、読みやすく、ストーリーに矛盾もなかった。

  • 読みました、数日かかりましたが
    ミステリ要素、そんなに無い様に感じたなあ
    まあ結果良かったけど、展開途中で読めたよね
    やっぱりわたしはこういう小説向いてないなあ、断念するかと思ったわ

  • 映画化が決定したころに文庫を購入、、、、映画化される前に読まねば!!と思っていたのに(笑
    結局、今、読了。映画は終わってしまった、、、DVD待ち。

    ミステリー文学のベストセラー作家SJ.ワトソン著。

    毎朝、毎朝、、目覚めると自分が誰なのか、ここがどこなのか、ベッドに一緒にいる男は誰なのかがわからない。眠ると記憶がなくなるという奇妙な記憶喪失状態にあるクリスティーン。
    一体、どういう気分でしょうね、、こういう病気の人は(実際こういう病気があるのか知りませんが)作話もしてしまう傾向にあるので、本当に何が事実かわかりません。
    突然、一部の過去を思い出したりするものの、思い出した過去も翌朝には忘れている。
    何も知らずに毎日毎日、夫と称する物の加護のもと、生きながらえていれば幸せなのか、それとも辛い事実であれ何であれ記憶をよみがえらせるべきなのか!!

    ベンの正体が途中で見え見えだったけど、後半に進むにつれて読みごたえあり、ぐいぐいと引き込まれていきました。。。。ラストの紡ぎ方はまぁまぁよかったけど、ドクターナッシュの言い訳が異様に早口に思えて(勝手に頭の中で映像化されてしまった)笑けた。

    早くDVDでないかなぁ(笑

  • オチが予想通りだったぜいぇいいぇい。

  • Kindleで英訳版を読了。平易な表現が多く、読みやすい。中盤の展開に若干だれた感はあったが、話の設定、終盤の謎が紐解かれていく展開は面白くて一気読み。結末への持って行き方にやや急かされ感を感じるが、後味良いエンディングで満足。でも、主人公のこれまでの境遇を考えると最後でハッピーエンディングを期待できるとは言え、それで埋め合わせをするには月日が立ち過ぎだよな・・・

  • 中盤が長すぎる

  • おそらくサスペンスものだと思うのですが、人間の恐ろしさを感じる作品です。深夜に読み進めた日には、作品にのめり込んでいるにも関わらず、何度も後ろを振り返りました。

    主人公である「わたし」は特殊な記憶障害-朝、知らない部屋で知らない男性が寝ているベッドから起き上がると、自分が年老いていることに気づき発狂することになる、つまり毎朝目覚める度に前日までの記憶が失われている障害-を負っています。
    長年連れ添った最愛の男性は献身的な愛で「わたし」を包み込みますが、主人公は毎日彼が何者か分からない状態になってしまいます。
    ある日、若い医師から電話がかかってきて、最愛の男性に内緒で医師の診察-毎日の出来事を綴る-を受けていると、「わたし」は医師に告げられます。医師の勧めるままに、「わたし」は自分で書いた日記を読み始めることにしました。すると、忘れていた過去の記憶が段々と蘇るのと同時に、毎日リセットしている日々の生活に違和感を感じるようになっていき、何が真実なのか、何が正しいのかが分からなくなっていくという作品です。

    一つの綻びにより最愛の男性が信じられなくなる様は、読んでいて背筋が凍ります。「わたし」の視点で読み進めると、必死に記憶を呼び戻そうとしているのにも関わらず後退していったり、医師の言葉が信じられなくなったりと、何も信じられなくなる状態に置かれてしまうのですが、それがとても怖いです。

    今までにも記憶障害をテーマにした作品はあったと思いますが、この作品は「もし、自分の記憶が一日限りしか持たないと分かった時に、最愛の人だと思っている人を信じ切ることが出来るか」という点について、考えさせられます。

    本書がデビュー作ですが、同著者の次作品も楽しみです。

  • 毎朝、目覚めたら自分のことを何一つ覚えていない状況に読んでて打ちのめされました。
    何気ないことも当たり前に憶えていることがとても凄いことに思えて自分の思い出、記憶、周りにいるひととの絆を彼女と一緒に思い出してそれがとても愛しかったです。

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