“It”と呼ばれた子 (少年期) (ヴィレッジブックス N ヘ 1-2)

  • フリュー
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  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863326743

感想・レビュー・書評

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  • ブックオフで100円で買って来ました。

    「幼年期」「少年期 ロストボーイ」「完結編 さよならIt」の3部作からなっている。
    この「少年期 ロストボーイ」では、虐待から救出され、裁判所の命令により里親の下で暮らすことになった著者の学生時代が綴られている。

    虐待されている子は自分を責めてしまう。
    自分が悪い子だから、虐待されて当たり前で、自分は存在しちゃいけないんだと考える。
    里親の下にいても、母親から逃げることが出来ないと恐怖に怯える。
    そして、優しかった母親を思い出し、いつか自分に愛情を注いでくれる日が来るかもしれないという望みを捨てきれない。
    それが切なかった。

  • 愛してくれる者を失くし、傷つけられた痛みは、こんなに根強く心に残ってしまうものなのかと思った。

  • 続編。。
    家を出てからもお母さんの恐怖は続く。
    そして呪縛も続く。

  • 2013-96
    里子編。
    母親から逃れられずに、周りにもなじめない。
    幼年期に刻みつけられた傷の大きさを感じました。

  • この本を読んでると気持ちが沈んでいく感じがする
    目をそらしちゃいけないけど、もう読みたくない

    .

  • 母親から解放され、里親のもと行きます。
    しかし、母親に会いたいと思うようになります。

    なぜ、この子だけこんな仕打ちを受けるのか……
    Itシリーズ2冊目。

    今回も読んでいて辛かったです。
    体の傷もそうですけど、ディビットには心に深い傷があります。
    涙が止まりませんでした。

  • こんなことが現実に起こったのだろうかと目を疑う児童虐待の数々。
    実際にそれを体験したデイヴ・ペルザーさんの自伝です。
    家族の不思議も同時に考えさせられる衝撃の一冊。

  • 幼年期の続きで、母親の元から解放され里親のもとに行くが迷惑をかけていまい、次の里親を探しそこへ行く。母親にひどい虐待をされていたのに「母親に会いたい」「自分に声をかけてほしい」という願う彼がとても切なく思ったし、不思議で仕方がなかった。
     前作よりは、あまり迫力はなかったがあっという間に読んでしまった本である。

  • この本は本当に心が痛くなった。なぜこの子だけこんな扱いをされるのか、母親の気持ちが全く理解できない。母親のもとから逃げられたと思ったら今度は里親のもとでもいじめられ、次から次へとひどいことされ、いつになったら普通の子供として生活できるんだろうと思いました。これが実話なんて、自分がこんなことされたらと考えるとほんとに怖いです。

  • 保護されてから、里親のもとで暮らしていった時のことを書いていて、保護されてもまだまだいろいろな壁にぶち当たっていく著者の生き方に考えさせられることが多いと思う。

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