時の旅人クレア (3) (ヴィレッジブックス F カ 3-3 アウトランダーシリーズ 3)

  • フリュー
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863326774

作品紹介・あらすじ

ついにクレアはジェイミーに真実を打ち明けた。自分が20世紀から来た人間だということを。ジェイミーは愛する彼女の言葉を信じてくれた。やがて二人はジェイミーの故郷を訪れるが、そこで聞かされたのは彼の姉にまつわる意外な事実。それを知ったジェイミーは姉の手を握り締めた…。しかし、平穏な暮らしは突如引き裂かれた。ジェイミーが敵に囚われたのだ。なんとか救出しようとするクレアに、ドゥーガルが言う-ジェイミーが助かる可能性はない!『時の旅人クレア』興奮と感動の完結編。

感想・レビュー・書評

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  • 手に入る原作1冊目。ドラマは9話まで観たが、シリーズの原作はこれが初めて。
    日中に読め始めて、一気に朝まで読み切った。
    歴史の動きではなく、クレアとジェイミーの救出劇がメインだったため、すぐに引き込まれた。
    翻訳も現代の小説と違和感ないくらい、自然な言い回しで読みやすかった。
    ただ、話の展開がやはり幸せで穏やかだった前半と比べ真逆で、読むのがつらかった。
    傷ついたジェイミーの話は、容赦なく露骨で、読む側も本を置いて一息つきたいほどだった。
    クレアの行動はあっぱれだった。
    間違ったら、自分が死んだかもしれないのに。
    その後の巻は手元になく、取り寄せ中のため、
    フェイントでレビューを見たりしたが、
    気持ちは沈むばかりで、
    読む覚悟と気力がないと、手が出せない気がした。
    ロマンス本って気軽に楽しむもので、
    主人公たちのロマンスにときめくものというイメージだった。
    しかしこのシリーズはいい意味で、
    それを超えた壮大な物語で、
    心地よい夫婦間の愛情と激しい歴史の変動をないまぜにした長編冒険ものだと思う。
    長編が続いてることはうれしいけど、
    過酷な試練が話の不可欠な要素とは言え、
    感情移入しすぎは疲れそう…。
    ほどほどに距離感をもって楽しもうと思う。
    話が気になってすぐにでも読み進めたいが、
    今後の展開に耐えうる(笑)、状態に戻してから、
    臨もうと思う。
    なんだか悲しい出来事が起きるようで、
    しばらく他の軽い話を見て、
    気持ちを持ち直して続きを読みたい。
    クレアとジェイミーがこれから幸せになる日があるだろうかと、ぼんやり思う。

  • 図書館で。とりあえず一冊は読み切ってみました。

    確かに続きは気になる。気になるけどクレアさんもジェイミーさんもあまり好きになれないタイプだった。なので私はここまででいいかな、うん。ああいうどこに行っても自分の価値観や倫理観が正義で絶対間違ってないって信じ込んでる女性って苦手。まあそれまで女性は抑圧されていたって歴史があるからだと思うんですけどねえ…。

    どうせ作り事なら一途なロマンスを求めたいという好みの差でしょう。それにしてもあとがきを読むと彼女は結局一度現世に戻りもう一度どうにかして過去に行くらしいですが現世を捨てて水道設備も電気もない世界に行くのはスゴイ。幼少時に色々な国を飛び回っていたからその辺り抵抗が無いのか。でもだったらなんでフランクと結婚したのやら。クレアさんぐらい強気な人なら独り身でも良さそうなものだったのになあ~とか思いつつ。
    いや、そうすると独身女性がいきなり妊娠して子供を育てるのはクレアさんの時代には難しいか。そのためのフランクとの結婚か?なんか…フランク哀れなり(笑)

  • とりあえず『時の旅人クレア』は終了ということだけど、突然ブツッと話が終わってしまった。
    次はステージが変わるってこと?
    謎はまだ残っているんだけど。

    20世紀でのクレアの夫・フランクの先祖であるランダル大尉は本当に死んでしまったのか?
    だとしたら、フランクが生まれない未来に変わってしまうということ?
    または、あんな状況でランダル大尉は生き延びたのか?

    この本を借りた時、図書館の司書さんと「イギリスの歴史が楽しいよね~」って盛り上がったけど、今作ではクレアとジェイミー周辺のことに終始して、歴史的出来事はほぼ起こらず。
    しかし作中の翌年、1745年に大きな出来事が起こるはずなので、そこを読みたかったんだよなー。
    ジェイミーたちのクランは生き残るのか(今のところ多分無理)
    ドゥーガルはどう動くのか(信頼に足る男なのか)

    クレアは当面20世紀に戻らないことを選んだけれど、20世紀に戻ったらジェイミーは過去の人・すでにこの世にいない人になってしまうわけで、それをどう受け入れるんだろうというのも気になる。
    ずっと18世紀に留まるのなら、『時の旅人』とは言わないような気がするしなあ。
    とにかく読み進めるしかない。

  • スコットランドのハイランド地方が舞台。第二次大戦終結直後の1945年から18世紀の戦闘時代へ主人公がタイムスリップする話。主人公は元看護師の女性。夫と訪れた地で一人散歩していて、突然タイムスリップしてしまう。18世紀のスコットランドで夫の祖先に出会い、その敵の一族に助けられ、一人の男性と結婚したりすることになる。戦闘のただなかで病人やけが人の手当てや看病をし、異常な環境で生活する強い女性が主人公として描かれていて先が気になってしようがない。歴史ロマンスアドベンチャーファンタジー物語みたいな作品。手を出してしまったが、続きが大量にあるのでどこまで読めるか未定。

  • 最後までとうとう盛り上がりなし。がっかり。

  • 一気読みしちゃった。映像からハマり原作に…全巻制覇したい!!

  • 何だか急展開の連続で若干置いてきぼりになってしまった。
    物語に入り込めそうではいりこめない。

    どうもクレアが好きになれなくて残念だなー。

  • 2012年5月30日再読完了。

    シリーズ3冊目。
    寝不足です。次が気になって気になって眠る間も惜しい(一度読んでるというのに…)。
    この3冊目は受難の1冊。
    ジェイミーにこれでもかという試練が降りかかります。
    途中読んでて辛いくらい。

    でも、クレアとの絆が彼を復活させます。

    う~~~ん、いい話だ。

  • クレアさんの鬼気迫る突っ走りぷりと、ジェイミーの凄まじい忍耐に空いた口がふさがらない3巻め。
    英国軍にはホモでサディストな粘着将校がいるというお約束があるのか? シャープシリーズのデュコウとかヘイクスウィルとか思い出した。しかし痛い描写は痛すぎた。それに実際ジェイミーがコトに及ばれるとは思わなかった… クレアさん漢前すぎて惚れそう。狼にも素手で勝つ!
    しかしスコットランド豪農(というかラリーブロッホ)の描写は心和む。今後舞台はフランスかしら、ちょっと寂しいな。

  • シリーズ3作目

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