自分を好きになる力

  • クリエイツかもがわ
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863420984

感想・レビュー・書評

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  • あ、おんなじ理由でコース選択されてるなってのが、ちょっと印象的。
    何でどうしてこうなった、って選び方するとしんどいんだけど、あの時の精一杯がそれだったならもう仕方ないかなとか。
    一歳児というのは、大好きな大人がやることを取り入れていく時期、四歳は揺れや葛藤のなかでチャレンジする時期、というのはなるほど。子どもは主体性を尊重されると劇的にかわっていく、の実例がすごいなと思ったり。

  • 本書は、講演会で話した内容がまとめられたもので、療育の立場から発達保障について論じられている。

    子どもとの関わり方や支援に当たって大切にすべき視点が具体的なエピソードと一緒にまとめられている。

    できる・できないの視点に捉われるのではないということ。
    本人がもっている力を発揮するためには、本人が変わるためには支援する側がどのようにすれば主体的になるかを考えていかなければならないという指摘は、大切にしていきたいと思います。

  • ・子どもは「ワクワクできるところ」に通って発達する。
    ・子どもは主体性を尊重されれば、劇的に変わっていく。
    ・保育者が子どもの好きなことを一緒になって遊ぶと、子どもは生活面などでも大好きな保育者の真似をしてついてくる。
    ・子ども自身、自分で変わっていく力を持っている。
    ・実践を語り合う場が必要。(月に一回、サークル活動などで)
    ・「楽しい遊び」のストックを増やす。
    ・保護者が障害だと気づかなくても、思いたくなくても、子どもにはその子に合わせた丁寧な保育を受ける権利がある。
    ・障害の早期発見・早期療育に熱心な自治体では、現在約10%の子どもを支援対象と想定している。
    ・障害というレベルではないが、発達にアンバランスがあり、そのことで本人の良さが発揮できにくく、親子関係がしんどくなっている子どももいる。必要な親子に対して丁寧な支援を保障する「気づきの支援」が大切。
    ・子どもが安心して過ごせるためには、みんなから離れて過ごせる部屋や、保育者と対一で関わりうる空間、自然とじっくり関わりうる環境が必要。保育をビルの一室でもできる「お手軽事業」にしていることは、厚労省の怠慢とも言えるだろう。

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著者プロフィール

1950年新潟生まれ。東京外国語大学英米文学科卒。東京都立大学大学院人文科学研究科中国文学専攻修士課程修了。訳書、残雪『蒼老たる浮雲』『カッコウが鳴くあの一瞬』他。2015年没。

「2020年 『突囲表演』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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