卒業生 -春- (EDGE COMIX)

  • 茜新社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863491298

感想・レビュー・書評

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  • また同級生から読まなきゃヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3

  • これでもかってくらい王道の高校生ものだったけど、今までにない新鮮さで読めたBL本だったなとも思う。

    正統派なのにフェティッシュで、この、独特の体温の通わぬような洗練された描線がふいにひどく肉感的に体温を持つ瞬間はすごい。エロイ。目玉焼きエロかった。
    そこらここらでチュッチュチュッチュ、教室でどうのこうの、しまいにゃはたちになったら結婚しようだなんて砂吐きもいいとこなはずなんですが、何だかよく分からないくらいに満ち足りた気持ち。この作品の魅力ってネタの斬新さや真新しさじゃなくてその調理の仕方なんだろうな。個人的に恋人とその友達と一緒にご飯を食べに行くっていうシチュエーションがとても好きだった。
    でもなんとなく悔しいので全サは送らない!

  • 『春』。卒業が近づき、佐条の受験や草壁の目指す夢など、それぞれ先に進むための時間が 2人の心をゆらす。
    自分の気持ちだけでなく、お互いのすべてを受け入れて大人になってゆくことは簡単なこではないよね。それでもお互いをしっかり信じあっている2人が愛おしい。
    個人的には、ハラセン好き。大人って苦しい。

  • すごい無理してつっぱってるけど…
    ポキっと折れたら…もろい多分お前よりずっともろい
    …だからお前に大丈夫って聞かれて大丈夫ってこたえるのは
    すごく……いいんだ
    僕は


    別れない…!僕だって…お前とはてんてん…離れたくないでもお前には自分の家…やりたいことを前向いて突っ走ってずっとやり続けて欲しいんだよそういうお前が僕は…好きなんだよ…!

  • ネタばれです。



    手術を前に、 告白する佐条の気持と お母さんの「よろしくね」という想いに泣ける。一番 泣ける。

    お互いを思いやるゆえ 草壁は進もうとするが、佐条は踏みとどまろうとする。

    その佐条が お母さんに告白したのだ。

    「潔い美しさを描きたかった。」は あとがきの言葉。「不自由な制服にきっちりと身を包んでいる」佐条。

    学生時代というのは美しい、、、「未熟で清々しく熱をおびた透明な美しさだと思う」と。

  • 読み終わったのは随分前のことだ。読み終えても、私にはどうしても感想を書けなかったのだ。このような作品は他にもあるのだが、敢えて本作について触れようとしたのは、恐らく自分の逃げに気がついたからでしょう。

    このような作品は私的読書史においては恐らく初めてだ。

    ゆっくり恋をする。静かに純粋に。もしかしたら何処かで本当に起きているかもしれないストーリー。こんなお話が男の子同志のストーリーである必要はあったかどうかは重要ではない。むしろ、きっと、そんなことですら重要でなくなるのが恋愛というものだ。

    繊細な絵柄に青春そのものであるような個人的なストーリー。それだけで、私は驚くほど胸いっぱいに甘酸っぱい気持ちを覚え、面映く、ページを捲る度にドキドキし、二人を応援したくなった。

    「ゆっくり恋をしょう」。そんな恋も悪くない気がした。

  • 初めてBL漫画で青春がしたいと思いました
    叫びだしたくなりました
    甘酸っぱくて体中のいたるところが痒くなり
    顔面崩壊しもう何が何だか分からなくなってしまいました
    最初絵が苦手だなと思ってたんですがそんなことどうでも良くなってただただ翻弄されていました
    漫画には終わりがあるのはしょうがない
    しょうがないいんだけれど見終わった後の高揚感と焦燥感
    高校時代の甘酸っぱさの欠片もない自分の過去が大変悔やまれ
    悔やまれました
    BL超えてます

  • 3部作もついに最終巻。BLとは言え絵が好きなので、最後まで読めた。「結婚して」にはちょっとうるっときたね。

  • 同級生、卒業生-冬-、卒業生-春-の三部作。
    BLというより同性同士の恋愛といった方がしっくりする。
    透明で純粋で青春。この本を卒業式前に読めてよかった。
    良作でした。

  • ここまで描ける中村さんはほんとすごいなーと思いました。美しい世界観。最後にちょっと泣きそうになりました。

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著者プロフィール

二〇〇〇年に「コーヒー砂糖いり恋する窓辺」でデビュー。爽やかな青春物語からボーイズラブ、官能的な物語まで、多岐にわたる世界観で読者を魅了する。著書に『同級生』シリーズ、『薫りの継承』『あの日、制服で』などがある。

「2021年 『谷崎マンガ 変態アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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