電気自動車は日本を救う

著者 :
  • シーアンドアール研究所
3.57
  • (2)
  • (0)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 14
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863540354

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 電気自動車についてだけではなく、電気自動車が開発されるまでの時代背景や技術的背景までを一通り把握することができます。

    ただ、深い話は特に無く、どちらかというと自動車についてあまり知識の無い一般の人向け。

    ざっくりと、「電気自動車とは」を知りたい人にはオススメです。

    けど、この手の本は情報が古くなると価値は半減ですね。
    この業界はすごい勢いで進化していますからね。
    今読むのであれば、本書の情報をそのまま鵜呑みにしない方がよいかも。

  • 2009年の本なので内容が古くなっている。ここ2年ほどのEVを巡る動きがいかに急激だったかを実感させられた。 もちろん、電気自動車の社会的意義や要素技術についての知識は、今でも変わらず通用するので、全く読む価値が無いわけではない。 タイトルが電気自動車と言いつつ、エンジンの効率化の話もあり、割と幅広い知識が得られたのは良かった。 今読むなら、同じ筆者の<a href=""http://mediamarker.net/media/0/?asin=4798028681"">図解入門よくわかる最新電気自動車の基本と仕組み</a>を読むべき。""

  • □技術面を中心に基礎知識を整理。

    Chapter 1 背景
    ○2010年~ オイルピーク?
    ○トリウム原発の可能性
    ○JHFC 燃料電池実用化推進協議会によるロードマップ ~2015年技術・社会実証
    ○充電方法⇔ICT
    ○急速充電スタンドは不要?←→バッテリー交換
    ○軽の平均走行距離は30~40km/day←→160km/day
    ★交通システム全体を考え直す。エンジン車は余剰能力提供?電子マネー、カーシェアリング

    Chapter 2 歴史・技術的観点
    ○Li-ion発火→充放電のコンピュータ制御
    ○モーター交流←インバータ→バッテリー直流
    ○永久磁石式同期モーター:ネオジウム磁石(希土類。フェライト磁石の10倍)
    ○インバータの省エネがポイント
    ○回生技術
    ○インホイールモーターの利点:全輪別制御、シャフト不要→90度回転可能(水平移動)、住空間確保

    Chapter 3 燃料電池車
    ○燃料電池の種類(5種類)
    ・固体高分子形:70~90℃、小型、自動車
    ・リン酸形:200℃、熱利用(コジェネ)
    ・アルカリ形:260℃、純O2,H2、特殊用途(宇宙、軍事)
    ・溶融炭酸塩形:650~700℃、大規模プラント
    ・固体酸化物形:700~1000℃、大規模プラント、排熱利用
    ○水の制御(不凍)→高圧水素

    Chapter 4 HEV
    Chapter 5 ITS: Intelligent Transport System
    Chapter 6 電気以外

著者プロフィール

玉川大学工学部機械工学科(流体力学研究室)卒業。1978年から1979年にかけてFL500レースに参戦。1981年にはFJ1600クラスで優勝経験がある。1984年よりフリーランスライターに。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本EVクラブ副代表。「図解エコフレンドリーカー」(オーム社)、「燃料電池のすべてが面白いほどわかる本」(中経出版)、「未来カー・新型プリウス」(日経BP社)、「ホンダトップトークス~語り継がれる独創の精神」など著書多数。

「2014年 『ミニの至福』 で使われていた紹介文から引用しています。」

御堀直嗣の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×