上杉景虎―謙信後継を狙った反主流派の盟主

著者 :
  • 宮帯出版社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863660779

作品紹介・あらすじ

軍神の真の後継者は誰だったのか。上杉・北条・武田の角逐、上杉一門の実態、謎多き「御館の乱」の実相に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 上杉謙信死後の御館の乱の敗者である景虎について、前史にあたる謙信の関東進出から始め、少ないその事績を可能な限り追求した内容。謙信後継者についての考察や、越後長尾家の系譜に関する検討など興味深かった。

  • タイトルこそ景虎だけど、本文を読まずとも目次やあとがきから分かるように、謙信と景勝が大半を占めている。
    筆者の立場は、史料等から分かるように、謙信の跡継ぎは景勝というもの。
    もともと、謙信・景勝で書きたかったものをこのタイトルにあわせたということだから、この本で景虎に関する考察を読もうというのはやめたほうがいい。
    景虎自身についての考察は史料が少ないということもあるけれど、殆どないです。

  • 悪い本ではないのだが、タイトルと内容があまりにも違っていて
    発行元の「売ってやろう」根性が不愉快だったので評価を下げています。
    内容は今までにもあった上杉景勝後継者説の再解説書です。
    小説ではないので史実に興味のない人や研究書をまったく読んだ事のない人には向きません。
    ローカルな名前がどどっと出るので慣れていない人は読みにくく多少の知識のある人向きかと。
    恣意的な解釈があるのも見受けられますが、これはどんな本でもありがちなので一応は許容範囲かな。
    とにかく、タイトルと内容をわざと一致させていない姿勢が信用できない。
    あとがきで、わざわざこの点に触れているという事は作者も納得していなかっただろうに惜しい事です。
    別のタイトルで再発売させるべきですね。

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著者プロフィール

1964年、神奈川県生まれ。
米沢温故会・米澤直江會会員。
著書に『前田慶次 武家文人の謎と生涯』(新紀元社、2005年)、『直江兼続』(新人物往来社、2008年)、『上杉景虎 謙信後継を狙った反主流派の盟主』(宮帯出版社、2011年)、『神になった戦国大名 上杉謙信の神格化と秘密祭祀』(洋泉社、2013年)、『上杉謙信 「義の武将」の激情と苦悩』(星海社、2018年)、『「東国の雄」上杉景勝』(KADOKAWA、2021年)など。

「2022年 『図説 上杉謙信』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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