麦ばあの島 1巻

著者 :
  • すいれん舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863695092

作品紹介・あらすじ

ストーリー
1996年夏、姫路――望まぬ妊娠をした短大生・小林聡子は姉に付き添われ中絶した帰路、上原麦という老女と知り合った。小さなヘアサロンを開いている麦はかつて堕胎した経験があるようで、水子地蔵を大事にしていた。投げやりになっていた聡子は、何十年も前に亡くした子どもにこだわる麦に反発をおぼえながらも彼女の身の上話を聞くようになる。麦はかつて、岡山の小島にある療養所に隔離されていた過去があった。そこで麦はいったいどのような経験をして生きてきたのか――。麦、その友人の恵子らとの交流を重ねてゆくうちに、聡子は自身の生き方を見つめなおしてゆくようになる。外島保養院、邑久光明園というハンセン病療養所を舞台に、戦前、戦後を生きた女性たちの人生の物語を通じて、ハンセン病問題に迫る渾身の書き下ろしコミック。全27話、800ページの大作。

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著者プロフィール

鹿児島県生まれ。2003年「夏に降る雪」で『イブニング』からデビュー。
『米吐き娘』でイブニング新人賞受賞。著作に『わたし、公僕でがんばってました。』(いずれもKindle版)などがある。公務員時代に仕事でハンセン病療養所・邑久光明園を訪問。その後も入所者・退所者らと交流を重ねながら本作の執筆をつづけてきた。

「2017年 『麦ばあの島(全4巻セット)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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