作品紹介・あらすじ
墳墓発掘、遺骨領有は、戦前も戦後も刑法犯罪。人類学者らは琉球、アイヌモシリ、台湾、朝鮮で墓を無断で暴き、骨と埋葬品を持ち去った。大学に所蔵された人骨標本は、今日のDNA 研究に至るまで多くの論文と研究資金の源となってきた。日本の学知の根底にある民族差別と植民地主義を問う。
感想・レビュー・書評
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京都帝国大学医学部には真摯に対応して欲しいと願うだけだ。
鳩山由紀夫が序文を書いている。彼が書いているのはアイヌのことだ。アイヌ民族の骨も盗掘されているが、これも返還されるべきだと言っっている。至極まっとう話でる。彼が普天間基地を沖縄から出ていって欲しいと言ったことも至極まともな話である。でも、真面目な話が通じなくなっているのが今の日本らしい。
著者プロフィール
龍谷大学経済学部教授。専門は、島嶼経済論。
主な著作
『歩く・知る・対話する琉球学――歴史・社会・文化を体験しよう』(編著、明石書店、2021年)、『帝国の島――琉球・尖閣に対する植民地主義と闘う』(明石書店、2020年)、『談論風発琉球独立を考ええる――歴史・教育・法・アイデンティティー』(前川喜平氏と共編著、明石書店、2020年)、『琉球 奪われた骨――遺骨に刻まれた植民地主義』(岩波書店、2018年)、『琉球独立宣言――実現可能な五つの方法』(講談社文庫、2015年)、『琉球独立への道――植民地主義に抗う琉球ナショナリズム』(法律文化社、2012年)
「2022年 『学知の帝国主義』 で使われていた紹介文から引用しています。」
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