ひとさらい 笹井宏之第一歌集

著者 : 笹井宏之
制作 : 加藤 治郎 
  • 書肆侃侃房 (2011年1月24日発売)
4.38
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  • レビュー :11
  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863850460

ひとさらい 笹井宏之第一歌集の感想・レビュー・書評

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  • 夭逝した歌人の第一歌集。
    何より本人のあとがきが印象的である。
    表現することがなければ生きている価値はないのではないか、と私は思っている。

    =======
    拾ったら手紙のようで開いたらあなたのようでもう見れません
    いつもより遠心力の強い日にかるくゆるめたままの涙腺
    フロアには朝が来ていて丁寧にお辞儀をしたらもうそれっきり
    右うでに左うでが生えてしまってせっかくだから拍手している
    国連でこたつを「強」にしていたらカナダから「弱」にされてしまった

  • ずるい。夭折だなんてずるい。

  • あたたかい電球を持つ(ひかってたひかってました)わかっています
    ぱりぱりとお味噌汁まで噛んでいる 平年並みの氷河期らしい
    このケーキ、ベルリンの壁入ってる?(うんスポンジにすこし)にし?(うん)
    「はなびら」と点字をなぞる ああ、これは桜の可能性が大きい
    「足元はやっぱり道で、どこかへと通じている道で、どこですかここ?」

    「すこししたしい」

    いつもより遠心力の強い日にかるくゆるめたままの涙腺
    からだにはいのちがひとつ入ってて水と食事を求めたりする
    「すばらしい天気なものでスウェーデンあたりのひとになってます。父」

  • ひらがなとカタカナと漢字と発音の力

    脱臼した日常ははかなくてばからしい
    そしてうつくしい

  • 可愛いし毒もあるしいい歌集。しかし何故に歌人や詩人は屡々夭折するんだろう…。勿体ないなあ。

  • 歌葉の候補になっていたのを読んだときにはあまりよく魅力がわからなかったけれど、稀有なひとだったのだなあとしみじみ。このひとはさぞやさしく目を閉じるのだろうなあ。

  • 「はなびら」と点字をなぞる ああ、これは 桜の可能性が大きい



    とうめいすぎて。

  • 2017年4月9日に紹介されました!

  • #笹井宏之 #短歌 えーえんとくちからえーえんとくちから永遠解く力ください #返歌 むげんえんどこまでいってもむげんえん無碍ん縁たら空回りする #加藤治郎 編

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