- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863851115
作品紹介・あらすじ
圧倒的な言語感覚<br>この若い才能は、類いまれな想像力と、細部を見極める繊細な洞察力で、言葉の世界に新たな意識を刻みつづけるに違いない。<br>東 直子(解説より)<br><br><br><自選短歌五首><br>夕暮れのゼブラゾーンをビートルズみたいに歩くたったひとりで<br><br>ハンカチを落としましたよああこれは僕が鬼だということですか<br><br>自販機のひかりまみれのカゲロウが喉の渇きを癒せずにいる<br><br>鮭の死を米で包んでまたさらに海苔で包んだあれが食べたい<br><br>カードキー忘れて水を買いに出て僕は世界に閉じ込められる<br>
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
花束をかかえて乗ってきた人のためにみんなで作る空間
うーーーんやさしい! -
あたらしい感覚、でも共感ができる
時々ハッとする表現
言葉選びもおもしろくてユーモアがあり
ときどき垣間見える闇がまた良い -
B型の不足を叫ぶ青年が血のいれものとして僕を見る
カーペット味と表現したいけどカーペット食べたことがばれる
ああこれも失敗作だロボットのくせに小鳥を愛しやがって
全国の佐藤を線で結んだら日本の地図になりませんかね
の4つが好きです。めっちゃ良い! -
最高の短歌集。リアルな生活に寄り添いつつも、物語性がふんだんに溢れている。淡々としているのに、笑えるものも多い。
何度も読み返したくなる。 -
ふわふわと浮遊感を味わえると思わせておいて、実はしっかりと足は地についており、嫌というほど現実を押しつけてくる。
-
ハンカチを落としましたよああこれは僕が鬼だということですか
-
「短歌ください」を読んでいて、ドキッとしたので作者をみるとこの人。ということが何度かあり、気になっていたので。
ちょっと乾いていて、人肌より少し温度が低くて、少し離れたところにあるような。そんなふうに思えて好きです -
最近、短歌に興味が湧いている。
どの人の歌が好き、とか正直まだよく分からないけれど、木下達也さんの三十一文字はすんなりと情景が浮かんで、気がついたら心にひっかき傷が残されているような感覚。
この文字数、このリズムだからこそ、無理なくきゅっとおさまってすっと心に入ってくる。
私が今感じていることは‟木下達也さんに”ではなく‟短歌というものに”感じていることなのかもしれない。
もっと色んな人の歌集を読んでみて、そしてもう1度この『つむじ風、ここにあります』読んだ時、自分はどんな感想を持つのか、楽しみだ。
つむじ風、ここにあります 菓子パンの袋がそっと教えてくれる P9
著者プロフィール
木下龍也の作品






この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。






つむじ風、ここにあります (新鋭短歌シリーズ1)を本棚に登録しているひと
-
- コトバイウ
- 2020年6月15日に登録
-
- ひらっこ
- 2020年1月28日に登録
-
- habsub
- 2019年2月18日に登録
-
- porvenir
- 2018年11月3日に登録
-
- 大阪府立大学 学術情報センター図書館
- 2018年9月29日に登録
-
- K
- 2018年9月15日に登録
-
- しま
- 2018年1月3日に登録
-
- agepan
- 2017年3月11日に登録
-
- ogyan3
- 2017年1月24日に登録
-
- ぴ
- 2021年2月25日に登録
-
- keikato612
- 2021年2月21日に登録
-
- ੈ☆.。.:*・子
- 2021年2月14日に登録
-
- 海のギャング
- 2021年2月8日に登録
-
- Hachu
- 2021年1月30日に登録
-
- 苺
- 2021年1月29日に登録
-
- oitoma
- 2021年1月26日に登録
-
- after
- 2021年1月24日に登録
-
- し
- 2021年1月21日に登録
-
- 梨
- 2021年2月25日に登録
-
- Sai
- 2021年1月10日に登録
-
- machiko
- 2021年1月6日に登録
-
- Li
- 2020年12月12日に登録
-
- sen
- 2020年7月16日に登録
-
- あき
- 2020年4月25日に登録
-
- あかり
- 2020年3月1日に登録
-
- はぴCO
- 2020年2月14日に登録
-
- 弁天
- 2017年9月18日に登録