羽虫群 (新鋭短歌シリーズ26)

著者 :
  • 書肆侃侃房
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レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863852242

作品紹介・あらすじ

【おれの生きかたを、笑え。】
この歌集は、とかくしんどいこの世を生き抜くための、
最も力弱く、最も魅力的な武器だ。
(石川美南)


[自選短歌五首]
生きかたが洟かむように恥ずかしく花の影にも背を向けている

見ていれば違っただろう「つる草の一生」というドキュメンタリー

職歴に空白はあり空白を縮めて書けばいなくなるひと

異性はおろか人に不慣れなおれのため開かれる指相撲大会

この夏も一度しかなく空き瓶は発見次第まっすぐ立てる

感想・レビュー・書評

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  • 武一俊 短歌 いっときの関係として雨の日に硬貨を渡し傘をいただく 走りながら飲みほす水ののみにくさいつまでおれはおれなんだろう 飲み込んだ言葉がきっとあるはずのカウンセラーよ駅まで雨だ 冬の日のプールのような色だろう風呂まにこのままおれを煮出せば ドブ川に落ちたばかりのオレンジがまぶしくてまぶしくて逃げたい 川に来れば川を眺めることになりことさらになにを知りたくもない したたっていただけなのに液体と定義をされて液体のおれ #返歌 ふわついていただけだから気体だと定義してみる稀薄な空間

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