- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863852419
感想・レビュー・書評
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2020.4.1〜4.2
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違和感を楽しむための小説かな・・・
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【郷愁をさそう】
芥川賞候補となった小説を読んでみました。
この本は「アヒル」「おばあちゃんの家」「森の兄妹」の三編で構成されています。
私は読むのは遅いほうなのですが、すぐに読めました。早い人は数時間で読めるボリュームです。
この本を読みながら思い出すのは田舎にある実家で過ごした小学生時代や、もっと田舎にあるおばあちゃんの家でした。
友達の家のすぐ裏には山がありすぐに木の実を食べられる環境でした。また、田舎のおばあちゃんの家はおじさんの家の敷地内にある二間しかない小さな家で、まさにインキョという感じでした。
郷愁をさそわれました。
また表題作の「アヒル」は、主人公の両親が抱えるさみしさのようなものが伝わってきて、少ししんみりしてしまいましたが、ラストはほのかにあったかくなります。
「おばあちゃんの家」と「森の兄妹」はつながっているんですね。なぜみのりがおばあちゃんのことでざわざわしなくなったのか、わかりました。 -
「あひる」は不気味だった。病院に行くたびに別のあひるになるのりたまに、もやもやして、落ち着かない気分になる。何より、主人公がどんな人か全く見えてこないのが不気味。本当に存在しているのか不安になる。「森の兄妹」は、終わり方が良かった。
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譲り受けたあひるを飼いはじめたら庭に子供が集まるようになった話「あひる」。インキョで一人で過ごすおばあちゃんを見守る孫娘の話「おばあちゃんの家」。幼いモリオとモリコが近所を歩く話「森の兄妹」。
善悪の入る余地のない、子供が見たありのままの日常。
三話ともご近所。 -
読書芸人で知って、読んでみました。
・・・が、うーん、とにかく気持ち悪い話で、好きじゃない。
「あひる」はふつうに理解できた(と思う)けど、
後の2作は、ワタシの理解力では分からなくて、完全に消化不良。 -
後味の悪い話。
三作ともモヤッとして好みには合わなかった。 -
もやもやする〜〜なんか怖いもやもやです。スッキリしないけど、これはこれでいいんですね。