たやすみなさい (現代歌人シリーズ27)

著者 :
  • 書肆侃侃房
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本棚登録 : 926
感想 : 41
  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863853805

作品紹介・あらすじ

第一歌集『サイレンと犀』につづく
5年ぶりの第二歌集、ついに刊行!


「自分が見落としていた記憶を
連れて来てくれる
とてもやさしく

体験を(こんなに簡単に)
捏造してくれる
とてもあたたかく

大嗣くん

あの時間を 丸ごと
カプセルに閉じ込めたような言葉達は

それぞれの経験が誰のものにもなり得る
そんな可能性(未来)を
示唆しているかも知れないよ」
国府達矢​(ミュージシャン)



「21世紀前半のなにげない日常に潜む、
こわれやすい奇跡を、琥珀の中に永遠に
閉じ込めてしまうような作品の数々。
ポップスのように、映画のように。
短歌って今もこんなに
アクチュアルなものだったのか。」
七尾旅人(シンガーソングライター)


【著者選】
写メでしか見てないけれどきみの犬はきみを残して死なないでほしい  
返信はしなくていいからアメリカっぽいドーナツでも食べて元気だして
もう一軒寄りたい本屋さんがあってちょっと歩くんやけどいいかな  
ゆぶね、って名前の柴を飼っていたお風呂屋さんとゆぶねさよなら 
二回目で気づく仕草のある映画みたいに一回目を生きたいよ

感想・レビュー・書評

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  • 『ちょっとそこまで、と思って出た夜にパーカーが頼りなくてきもちいい』

  • ミスドの回し者か?と思うくらいにミスドが出てきてまんまと読んでる途中でドーナッツを買いに行った。

  • 若い歌人の歌集。
    寂しさも切なさもときめきもちょうどいい感じで入っていて、なんだかんだと憂鬱になっても、とりあえず明日も会社(学校)に行くっていう人は共感できると思う。

    書肆侃侃房の現代歌人シリーズは装丁もいいし、大きさも手になじむし、紙質も薄すぎずいい感じ。
    値段はちょっと高いけど、気に入った歌集は小説より読み返すことが多いから、いいんじゃないかなあ。すごく薄い字で書いてあるところやYeah!だけちょっと傾いでいるところなんかとても凝っていると思う。

  • モデルナ2回目副反応中に読んで、癒やされた。日常の身近な出来事を、これほどまでに上手に切り取って額装して芸術化出来るんだなぁ。その世界観に共感。短歌ってすごい。

  • お借りした本、すてき。
    好きなのは、
    本屋さん
    おじぎ草
    文庫本
    初夢 など。
    ちょっと関西弁。やさしい。
    歌付いている、詠みたい。

  • 手元に置いておきたくて結局買っちゃった 大好きな歌集

  • 著者の関わった本のなかではいちばん好きかもしれない。嫌いなものよりも好きなものを書いた短歌が多いからか、全体的にかわいくてポップだなあという印象。

    貼っているカイロのほうが体温で自分がどこかわかりにくいな

    どんな広告コピーにも動かない心で書いた詩をメルカリへ

    あたりがおもしろかった。毒のないものが多いせいか、たまに毒があるものが紛れているとちょっとくすっとしてしまう。

  • この祈りの言葉を唱えながら眠ろう。先月くらいからまたたやすく眠れなくなっているけれど。
    岡野さんの歌好きです。今作も好きな世界。
    犬が好きなので犬の歌が多いのも良い。今月亡くした犬を思い出すのでほっこりしつつもまだまだ寂しいです。
    ほっこり歌が多い気がするので、時折はっとする程苦しい歌が際立ちます。たやすく眠れても、毎日ぼろぼろになる。。
    明日も寒いし、好きなケーキ屋さんもクリスマス前後は予約のホールケーキしか扱わないから、天気が回復したらミスドのドーナツ買ってこよう。まんまと。

  • 過去完了、大過去懐かしいな。

  • 身近なものが題材となっている歌が多くて
    何の蟠りも無く心にスッと入ってきた。

    一見シンプルな構図から
    じわじわ世界が広がっていく感じが癒された。

    著者の“特定の企業”推しも面白かった。

    「何も死ぬことは無かったのに、という励ましが死語ぞくぞく届く」は、2020年の一連の出来事を経て読むとやるせない気持ちでいっぱい。

    遊び心あふれていて
    日本語のやわらかさを再確認した一冊。

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著者プロフィール

岡野大嗣(おかの・だいじ)/1980年大阪府生まれ。第1歌集『サイレンと犀』、第2歌集『たやすみなさい』(ともに書肆侃侃房)を刊行。木下龍也との共著歌集『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』、谷川俊太郎、木下龍也との共著連詩集『今日は誰にも愛されたかった』(ともにナナロク社)を刊行。

「2021年 『音楽』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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