うたうおばけ

  • 書肆侃侃房
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本棚登録 : 289
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863853980

作品紹介・あらすじ

人生はドラマではないが、シーンは急に来る

『わたしを空腹にしないほうがいい』のくどうれいん、最新エッセイ集

「東北の小さな歌人。鋭いと思いきや、その先は丸く、言葉たちは強く光っている」(植本一子)



・失恋してラーメン屋に喪服でやってきたミオ

・「ビニニでもバナナ」と大発見したのんちゃんとゆーきちゃん

・暗号でしか告白できないスズキくん

など個性的な「ともだち」がぞくぞく登場!



「web侃づめ」の大人気連載に大幅増補の全39編。おだやかにかわいい百鬼夜行

感想・レビュー・書評

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  • よく飾らない文章のことを等身大っていうけど、この本の不思議なところは著者じゃなくて読者の自分の精一杯の力で読んでまうところ。脳内では自分の声で文章が再生される。追体験している、というか初めてのことなのに思い出しているような錯覚に陥る。全部よかったけど特に「暗号のスズキくん」が好き。あとがきのはじめの一文も痺れた。本当に数秒動けなかった。


  • <東北の本棚>心に効く「おまじない」 河北新報
    https://sp.kahoku.co.jp/special/spe1183/20200705_01.html

    くどうれいん「うたうおばけ」
    https://note.com/kankanbou_e/m/m332e3bb4947d

    書肆侃侃房
    http://www.kankanbou.com/books/essay/0398

  • すごい百鬼夜行な「ともだち」エッセイ。皆、個性的すぎて、すごいな。うたうおばけは、やさしいな。

  • こんな風に日々を綴れたらいいなぁ

  • 「わたしを空腹にしないほうがいい」ですっかりファンになってしまい、おもしろくないはずがないと思って買いました。なんだか読んでいて涙が出てくる。芯の強さと、心の奥底にある情熱と、それらを表現する手段であることばの操り方が本当に素敵で、私もこんな風に生きていたいと思う。あとがきまでしっかりいいのです。「ハッとしたシーンを積み重ねることで、世間や他人から求められる大きな物語に呑み込まれずに、自分の人生の手綱を自分で持ち続けることができるような気がしています。」

  • 盛岡在住で歌人の著者が日々を書き綴ったエッセイ集。
    友達や出会った人、彼氏など、個性的な人たちとのエピソードが楽しい。
    友達の失恋時、喪服でお葬式をする話。やりたい!と思う。
    暗号で告白してくる男友達の話。伏線回収にグッとくる。
    失恋し、ぬれ雪の中帰る途中、乗せてくれたタクシーのおばちゃんの話。かっこいい。
    どうしてこんなに鮮やかに日常を文章化できるんだろう。
    自分にも他人にも嘘がなく、言葉を真面目に楽しんでいて素敵だな。
    恋人とのことも落ち着いていて、俯瞰的で、あって色々話せたらなぁと思う一方、嫌いなものに対する激しさに、私など接するの臆しちゃうなと勝手にビクついたり。でも、この弾ける感じ、大好き。
    私もこんな風に日々をつづれたらいいな。
    盛岡の食べ物、風景、たくさん登場して嬉しい楽しい。
    西淑さんのおばけの表紙も何度見てもウキウキする。

  • 良い。たまに共感できないものもある。エッセイってほんといいね…

  • まるで小説のような随筆集。感性が豊かで表現力が素晴らしいので、盛岡を舞台にした映像が浮かんでくるようでした。

  • からあげボーイズ、でっかい目で見る夏、クロワッサン、山さん、葬式、年下のともだち、年上のともだち。

    生活は死ぬまで続く長い実話。いいなぁ。
    装丁も最高です。

  • 短編のエッセイ集です。
    読みやすいですが、私にとっては内容が少し若すぎたかな。
    言葉の切り取り方がとってもフレッシュな感じ。
    じーんとくる話と「んー、この感覚はちょっと分からんな」って話が5:5くらいでした。
    私自身は大学を卒業してもうすぐ10年になろうとしていますが、こうして下の世代と感覚が合わなくなっていくのかな、と少し寂しい気持ちにもなりました。
    ぜひ他の作品も拝読してみたいです。

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著者プロフィール

くどうれいん(工藤玲音)

1994年生まれ。岩手県盛岡市出身・在住。会社員。樹氷同人、コスモス短歌会所属。
著書に『わたしを空腹にしないほうがいい』(BOOKNERD、2018年)、共著に『ショートショートの宝箱Ⅰ・Ⅱ』(光文社)。
「POPEYE」(マガジンハウス)にて「銀河鉄道通勤OL」連載中。

「2020年 『うたうおばけ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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