少女たちがみつめた長崎

著者 :
  • 書肆侃侃房
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863854093

作品紹介・あらすじ

体重34キロ・青春が全部戦争
昭和20年8月9日、長崎の兵器工場に動員されていた女生徒たちを原子爆弾が襲った。少女たちは苦しみをかかえ、どう生きてきたのか。彼女たちの日記が、今、女子高校生たちの心をゆさぶる。世代を超えた少女たちの交流の記録。
――青来有一(小説家)


2019年8月17日に放送され大きな反響を呼んだ、NHK 「ETV特集 少女たちがみつめた長崎」、待望の書籍化。

長崎原爆投下からまもなく75年。被爆者たちの命の灯が次々に消えていく中、元少女たちがたどった過酷な運命を日記や手記、対話などで、つぶさに追体験した長崎西高放送部の高校生たちの奮闘を描く。ぜひ、すべての高校生たちに読んでもらいたい1冊。

感想・レビュー・書評

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  • 9月に旅した、長崎原爆資料館ミュージアムショップで購入。
    (→「長崎の旅、最後に」https://blog.goo.ne.jp/mkdiechi/e/65c109b4e0efe87c53e1e535256fac58

    平易な文章で綴られた、ノンフィクション。
    高校生のまっすぐな言葉がまぶしい。
    そして、我が身が恥ずかしくなるような
    焦るような・・・

    登場してくる、長崎西高校は
    林京子の後輩に当たる生徒なのだとか。
    林京子は「祭りの場」止まりだが
    「友よ安らかに眠り給え」を読みたくなって
    図書館に予約した。

  •  「ETV特集少女たちがみつめた長崎」を基に書籍化、とある。長崎西高校放送部、ドキュメンタリー番組、テーマ「女性と原爆」。
     長崎西高の前身の一校、県立長崎高等女学校(県立高女)。戦争末期、男性は戦場に駆り出され工場では工員が不足。県立高女の3年生(14,15歳)も、爆心地から1.3キロの兵器工場に動員されていた。

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著者プロフィール

テレビディレクター。1966年東京生まれ。早稲田大学政経学部卒。1990年NHK入局、福岡放送局、番組制作局、大型企画開発センターなどを経て現在はNHKエデュケーショナルプロデューサー。制作した番組に、ETV特集『もういちどつくりたい~テレビドキュメンタリスト木村栄文の世界~』『シリーズBC級戦犯(1)韓国・朝鮮人戦犯の悲劇』、NHKスペシャル『学徒兵 許されざる帰還~陸軍特攻隊の悲劇~』などがあり、3作品とも、ギャラクシー賞選奨(テレビ部門)を、またETV特集『戦場で書く』は、橋田賞を受賞している。他にも放送文化基金賞などを受賞。近年は映画制作にもかかわる。
著書に『戦場で書く火野葦平と従軍作家たち』、『特攻隊振武寮 帰還兵は地獄を見た』(大貫健一郎氏との共著)、『プロパガンダラジオ 日米電波戦争 幻の録音テープ』(筑摩書房)、『最後の言葉 戦場に遺された二十四万字の届かなかった手紙』(重松清氏との共著)ほか多数。『ゲンバクとよばれた少年』(中村由一氏、宮尾和孝氏との共著)は第24回平和・協同ジャーナリスト基金賞を受賞。近著に『まなざしの力』(かもがわ出版)。

「2020年 『少女たちがみつめた長崎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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