寒気氾濫 (現代短歌クラシックス08)

著者 :
  • 書肆侃侃房
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863854826

作品紹介・あらすじ

【収録歌より】
橋として身をなげだしているものへ秋分の日の雲の影過ぐ
つくづくとメタフィジカルな寒卵閻浮提(えんぶだい)容れ卓上に澄む
キャベツのなかはどこへ行きてもキャベツにて人生のようにくらくらとする
背を丸め茂吉いずこを行くならん乳房(にゅうぼう)雲(うん)はくろぐろとくる
赤ん坊花びらのような声を呑みはじめての重き月を見にけり
樹は内に一千年後の樹を感じくすぐったくてならない春ぞ

著者プロフィール

1955年群馬県生まれ。歌集に『寒気氾濫』(現代歌人協会賞)、『蝶』(迢空賞)、『牧野植物園』(芸術選奨文部科学大臣賞)等。句集に『隕石』。「歌林の会」会員。

「2023年 『時間の神の蝸牛』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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