歌集 結晶質

  • 書肆侃侃房 (2023年3月15日発売)
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本 ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784863855663

作品紹介・あらすじ

第4回笹井宏之賞神野紗希賞受賞の著者による第一歌集。

感想・レビュー・書評

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  • 素直な感想を述べれば「難しい、けど美しい」
    言葉の持つ力、明るさ、美しさを信じている感じがする。
    上の句と下の句のつながりが読み取りきれないような難解な歌も散見されるけど不思議と惹きつけられる。
    雪や白といったモチーフが多いように思えて装丁がぴったりだなと読み終わってから思った。

  • たましいが体から自由になっている人なのだろう。
    言葉をもてばなににでもなれる。とても軽やか。

  • 母。
    家族。
    現実の曖昧とかたさ。
    歌集。

  • 記録

  • 私の人生なのだから、私のためだけのものがあってもいい。
    末文の私だけのための歌集という言葉が好きだった。
    あきらめることをあきらめられない切実さに共感する。
    遠浅のあなたと声を投げあいながら、あきらめることをあきらめない日々について考える。
    それはすべて二人で。
    その二人という世界がとてもいとおしく感じた。

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著者プロフィール

一九九四年生まれ、大阪在住。短歌誌「西瓜」同人。第四回(二〇二二年)笹井宏之賞個人賞(神野紗希賞)受賞。二〇二三年三月、第一歌集『結晶質』を書肆侃侃房より出版。

「2023年 『現代短歌パスポート2 恐竜の不在号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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