心は胸のふくらみの中

著者 :
  • 書肆侃侃房
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本棚登録 : 51
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863855687

作品紹介・あらすじ

トロの吐露リスのリスクたわしのわたし掬ってほしい救ってほしい


涙、傷、痛み、女の身体をもつこと。今生きていること全部載せ。

正直でラフでせつなくて、作者を好きになってしまう。

────飯田有子(歌人)



日常のたしかな憤りとときどきの喜びが、

「わたし」の人生を祝福するように歌われていました。

────和田彩花(アイドル)



2023年4月全国書店にて発売予定です。


【収録歌より】

おんなというもの野放しにして生きるには多すぎる爆撃機

愛はお金お金は愛じゃないけれど津波のようなパトロンが欲しい

素敵なことと思う友達の妊娠は知らない国の夜明けみたいな

冷や麦をゆでる八月平和とはわたしでいること家系図途絶えて

iPS細胞は元気にやってるのかなあこっちは元気よマヨネーズ山盛り

女の子を好きなぼくに好きだと言う男の子をなでるぼくの手のひら

賃金のすくなさ自転車を漕ぐちから肉まんふたつ分のおっぱい

独身のからだでどこまで行けるだろうずっと遠洋の漁船の灯り



【目次】

永遠に嚙めないフランスパン

生理休

おんなへん

やわらかな手のうさぎ

空飛ぶ虎

Ms. たらこくちびる

サンドイッチ・ハム男

人生をミニストップ

俺は星屑

心の皮膚

冬の放熱

多くない給料

あかるい前歯



【著者プロフィール】

菊竹胡乃美(きくたけ・このみ)

1995年福岡県生まれ。2015年から短歌を始める。

感想・レビュー・書評

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  • 菊竹胡乃美 | Konominikki
    https://dentalhjun2004.wixsite.com/konominikki

    安藤 智 / Tomo Ando(@andotomo) • Instagram写真と動画
    https://www.instagram.com/andotomo/?hl=ja

    『心は胸のふくらみの中』菊竹胡乃美|短歌|書籍|書肆侃侃房
    http://www.kankanbou.com/books/tanka/0568

  • 短歌の本を読むのは初めてだった。独特な世界観だけど、くすっと笑えたり、納得できたり。短い言葉の中に、色々な想像を掻き立たせる力があって純粋に面白い。年齢が近い作者だからこその共感できる短歌もあった。短歌に馴染みのない若い世代も手軽に読めて共感できる作品だと思う。

  • 「生理中のからだで何かを作ることてめえはてめえのお弁当を作れ」

    「からあげを揚げるような手軽さで子供が欲しいと言わないで」

    「女子じゃないのに女子大生になりたいと思わず叫ぶ 春だから」

    短歌初心者です。現代短歌パスポートに載っていた、菊竹瑚乃美さんの短歌に惹かれてついこちらも購入。書評等を確認せずに読み始めたがすっと心に入り込んできた。性や生理、セクハラなどなんとなく言いづらいことをシンプルにピュアな言葉で、だけれど力強く表現していると感じた。

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著者プロフィール

1995年福岡県生まれ。2015年から短歌を始める。第一歌集『心は胸のふくらみの中』(書肆侃侃房、2023年)。

「2023年 『現代短歌パスポート1 シュガーしらしら号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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