現代短歌パスポート2 恐竜の不在号

  • 書肆侃侃房 (2023年11月3日発売)
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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784863855991

作品紹介・あらすじ

創刊号は発売たちまち重版!



大好評の書き下ろし新作短歌アンソロジー歌集、第二弾。





岡野大嗣  川野芽生



小島なお  谷川由里子



大森静佳  寺井奈緒美



我妻俊樹  北山あさひ



伊舎堂仁  安田茜





【収録作品】



岡野大嗣「foil」



大森静佳「オーガンジー」



寺井奈緒美「わんたんたんか」



我妻俊樹「海岸蛍光灯」



伊舎堂仁「も可」



安田茜「森なんてない」



谷川由里子「残暑」



北山あさひ「板子一枚下は地獄、今度会えたら笑ってよ」



小島なお「群か星」



川野芽生「恐竜の不在」

感想・レビュー・書評

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  • 装丁が可愛い!手に取りやすい可愛いデザイン、持ちやすいサイズで現代短歌に気軽に触れることができるような工夫がされている。すごく可愛いから他の号も集めたくなる。

    好きな短歌を一つ挙げるなら以下

    『蛇に肋ぎつしりとあるうれしさの、たとへば人を持たぬ星系』

  • 寺井奈緒美さん大好きなので読みました。

  • 北山あさひと寺井奈緒美が好きだった

  • 武蔵野大学図書館OPACへ⇒https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000273285

  • 好みは寺井奈緒美さん、谷川由里子さん、北山あさひさん

  • 人気若手による短歌アンソロジー第2弾。参加歌人は10人。並べて読むとその作家性が浮き出る。低価格でたくさんの短歌が読めるのは嬉しい。

  • 面白い。著者ごとの作品数がちょうどいいのか一気に読める。
    恐竜の不在号という言葉の面白さ。
    短歌の恐竜号だったら多分興味が沸かなかった。

    ゴシック体じゃなくて明朝体の方が内容と合いそうだなと思う作者が前号もだけど今号も何人かいる。

    個人的には我妻俊樹さんと伊舎堂仁さんの新作が読めたのが嬉しかった。以下感想。

    ●宇宙には行けないことがすべてです 出口と書いた銀の看板(我妻俊樹)
     我妻さんの短歌の中で【不可能】について語られるとき、なんだか妙にロマンチックで納得してしまう。(夏の井戸から始まる短歌とか。)入口じゃなくて出口っていうのがワクワクする。行けないって言われてるのに、そこから物語が始まりそうな感じがいいのかな。

    ●電話したら川にいて、やっぱ好きだってなって 喋って 切って、終わった(伊舎堂仁)
     恋がゆっくり冷めていく時の相手が遠くにいる感じ。それが電話とか川と言ったモチーフで強調されているような。もうあんまり好きじゃない相手なのに不意に声が聞きたくなって、電話かけたら出てくれて、その音声の中で水音がしたら私も(好きだなー)と思うだろうけど、すぐに切るだろう。そして切った後にいい恋だったなと満足してしまいそう。

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著者プロフィール

歌人。2014年、第1歌集『サイレンと犀』を刊行。2018年に木下龍也との共著『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』、2019年に谷川俊太郎と木下龍也との共著『今日は誰にも愛されたかった』、第2歌集『たやすみなさい』、21年に第3歌集『音楽』、2023年に第4歌集『うれしい近況』、2024年に短歌と散文集『うたたねの地図 百年の夏休み』、作品集『時の辞典 365日の短歌』を刊行。

「2025年 『あなたに犬がそばにいた夏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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