心臓の風化

  • 書肆侃侃房 (2024年8月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784863856356

作品紹介・あらすじ

空をゆく鳥、雪がふり傘をさすあなた 心臓は風化しない



藪内亮輔久びさの第二歌集は恐ろしいほどの虚無と死を

孕んで差し出される。世界中に戦争の火種が見え隠れす

る今、歌は痛みであり、出血を伴うかなしみである





【収録歌より】

沁み込んだ――滴(しづく)が。甃(いし)に。手のひらに。―― 血液といふ出口なき川

名を持つてしまつた君が名を持たぬ花を掲げて その燃える赤

唇あまた滅びてのちに一度だけふれし夜雨に海がけぶれり

最初からこの世は地獄 あきらめよ びたびたと魚(いを)のやうに降る雨

のどぼねは焼き滅びをり花はなほ 夏に降り積むまぼろしの雪

著者プロフィール

一九八九年生まれ、京都在住。第一歌集『海蛇と珊瑚』(二〇一八年・角川文化振興財団)、第二歌集『心臓の風化』(二〇二四年・書肆侃侃房)。角川短歌賞選考委員。

「2025年 『現代短歌パスポート6 石になるための準備号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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