重すぎる母、無関心な父 (静山社文庫)

著者 :
  • 静山社
3.62
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本棚登録 : 119
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863890923

作品紹介・あらすじ

親が「親」の役割を演じられなくなると、子どもを「愛」という言葉で縛る。「過剰な愛」に支配された子どもは、親のために「いい子」を演じる。決してなくならない日本特有のウェットで歪んだ親子関係は、成人してからも続く「生きづらさ」の原因。でも「私はアダルト・チルドレン」と認めた時から、他の誰でもない、「私が主役」の人生が始まる。「親子関係を見直したい」「人間関係をよくしたい」「自分の人生を生きたい」と思っている人のための本。

感想・レビュー・書評

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  • すっきり明快、気持ちいいぐらい。やっぱり家族ってこわいものなんだと改めてわかった感じ。
    今まで斎藤学先生の本は何冊も読んだことがあるんだけど、信田さよ子さんのは初かも。他にもたくさん読もうっと。

  • アダルトチルドレン、共依存・・・。
    一気読みしたので、まだまだ理解できていないけど、
    必要な知識だと思う。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「必要な知識だと思う。 」
      信田さよ子の著作は何冊か読んだのですが、此れは未読なので、読んでみようかな、、、
      「必要な知識だと思う。 」
      信田さよ子の著作は何冊か読んだのですが、此れは未読なので、読んでみようかな、、、
      2013/06/10
  • 自分のこととして読めるかと思っていたのだけれど、これは職場の先輩だな〜という結論に。彼女にこれを読ませたらどうなるんだろう。

    親は親、子は子。苦しいなら我慢したり自分を責めたりせず、逃げることを考えたっていいじゃない、と背中を押してくれる本です。

  • 自分のことかとおもえるタイトル。そして自分だった。初読時にはいくつかの体験がよみがえり、子どものときの自分が可哀想で涙こぼさずに読めなかった。しかし泣き続けるのは本書の趣旨に反する。

    「アダルト・チルドレン(AC)」は病名ではなく自己認知するものだ。自分が楽になるために、自分はACだと決める。本書はこのことを軸にACからの回復を目指す。
    まず、自分の生きづらさが親との関係に起因すると認める。原因を探るのではなく、関係に目を向けることがポイントだ。関係は変えていくことができるからだ。

    ACの治療において「インナーチャイルド」を癒せ、ということがよく言われる。かつて傷ついた(トラウマをうけた)子どもの頃の自分を自分で癒すということだ。
    著者はそこに閉鎖的な自己愛を感じ「インナーペアレント」という新概念を提示する。それは自分の中の親との関係をどのように変えていくかという問題だ。そして、自分の中に入り込んだ親なら追い出すことができる。
    その先に、親のドラマと自分のドラマを切り離し、これでいいのだと思える日が来るだろう。ACという言葉が必要なくなる時が来るだろう。

  •  まえがきにある通り、時々違うかな・と感じることがあるが、納得いく一冊。
     本の表紙は娘が父母にそっぽを向いているように描かれていて、娘視線の本か?と思われるかもしれないが、父や母、大人のみんなにおすすめしたい本。
     読了後、そんな心構えは何年も前に習得したよ。と思い、寂しい人間になったなと感じた。

  • ACについて、歴史を丁寧に説明しています。
    ただ、中盤の共依存も分かりやすく説明していますが、やや著者の主観が入りすぎているようになっています。

    投げかけている提案も多少無理があるような気もしますが、自分の中に何か気づく面が得られるならばそれは収穫だと思います。

  • アダルトチルドレンという言葉を通して、自分のこと、家族のメンバーや家族という組織のことを考えさせられました。少し心が軽くなったように思います。

  • 自分にもその節があるのでは、と思い購入。
    「アダルトチルドレン」について。
    四・五章が自分にはよかった。
    親子関係、家族について興味がある人は読んでみてはいかがでしょう。

  • 2011年1月24日購入。
    2011年3月11日読了。

  • 購入:2011/2/20
    読了:2011/2/27


    ACは、「家族像」というものを全く持たないか、「きれいな家に住んで、隣には優しい夫がいて、庭では子どもたちが元気に遊んでいて、私は籐の椅子に座って編み物なんかしているのよ」といった「理想の家族」を思い描いてしまいがち、という言葉がガッツリ当てはまっていてぎくりとした。


    3,4章は作者の主観に基づく提言がほとんどで、その提言にあまり共感できなかったので面白いと思えなかった。「従来の日本の考え方にはなかったことです」と言って否定していたり、すごく押し付けがましい感じがした。

    さらに、1, 2章で言ったことを3, 4章で翻していたりするし。2冊を合本したらしいが、全体の整合性ぐらいとってほしい。

    たとえば、クラウディア・ブラックの「ACの3類型」を1章で得々と説明しておいて、4章では「ブラックの3類型をそのまま日本に適用するのはどうかと思う」と述べていたりする。

    p.164 で村上春樹のインタビューが引用されているが、どこまでが引用でどこからが作者の注釈なのかが全然わからない。編集者、ちゃんとしてほしい。
    p.113 「もし、仕事で自分のパワーが傷ついたのなら、仕事で挽回すればいいわけですが、中にはそれができない人がいます。ことに、管理社会の末端にいて、鬱屈したものがあるとき、性的な行為はパワーの表現になりえます。そしてはけ口にするのが無抵抗な子供であり、それも女の子に向きやすいのです。」

    p.187 「なぜ苦しいかと言えば、たしかに親を支える行為そのものも苦しいけれど、それを苦しいと行ってはいけない。親は私を愛してくれているのだから、と思うから。」

    書き移してて思ったけど、冗長・余計な表現が多いな…。書き写すとき結構けずった。編集がサボってる?
    [売却済]
    2011/4/24

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著者プロフィール

臨床心理士、原宿カウンセリングセンター所長。1946年、岐阜県に生まれる。駒木野病院勤務、嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室室長を経て、1995年原宿カウンセリングセンターを設立。アルコール依存症、摂食障害、ひきこもり、ドメスティック・バイオレンス、児童虐待に悩む人たちやその家族のカウンセリングを行っている。

「2017年 『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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