- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863891081
感想・レビュー・書評
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脳内エネルギーと「ボケ」「欝」に関する本だが、読んで改めてわかったことは、「心が強い人間も弱い人間もいない」ということだ。そりゃ、脳内エネルギーがたくさんあれば社会とうまく付き合い、より精力的に活動できるだろう。しかしそれも所詮は化学物質なのだから、誰だって正しい方法を取れば増やせるし間違った方法を取れば減ってしまうのだ。そこには「才能」も「性格」も関係ない。「脳内エネルギー」とは、人や社会、要するに自分以外のものと接すれば嫌でも感じるストレスと上手く付き合うためのものだ。あまりにも頑張り過ぎると周囲の社会からは歓迎されるかも知れないがうつ病になってしまう。「うつ病」はなんとなくマイナスのイメージがあるが、実は脳内エネルギーの「過剰」使用が原因なのだ。逆に「ボケ」は脳内エネルギーの使わなさ過ぎ、「運動不足」が原因だとわかった。認知症の仕組み及びその治療薬の仕組みがわかりやすく書かれていて役に立つ本だ。
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規則正しい生活が一番大切なんだよね。いや、分かってても難しいんですが。でも認知症とか怖いから、予防しなくちゃなぁ。
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「うつ」と「ボケ」について、予防の観点から書かれた本です。
初期症状など、実例をもとに紹介し、ひじょうにわかりやすく
有用性の高い内容になっています。
脳から見た体の症状も非常に参考になりました。
家庭の医学の代わりに、この本で初期予防するのもいいかもしれません。
普通に「うつ」についての本を読むぐらいなら
まずこの本でセルフチェックしてからでも遅くはないでしょう。
最近、何故か身体が欲しているものがあり不思議に思っていたのですが
この本を読んで、自然治癒しようとしている身体が欲してるのかなぁ?と
非常に納得させていただいた内容でした。
体調が優れない日々がちょっとでも続いている方は
ぜひ書店で手にとって、流し読みされるか、ご一読の価値があります。 -
どちらかっていうと、高齢者の方向けの本ですね。
「ウツ」か、「痴呆」か、まず見分けが大事、みたいな。
「ウツ」が「痴呆」かは、不足している栄養素で分かるようです。
私は完全ウツタイプ。セロトニン欠乏脳でした。
うん・・・知ってる。
生活指南について、目新しいものはないのですが、
かなり細かく書いていてくれるのが助かりますね。
非日常的な大自然に触れる、ということについても、
世界遺産まで足を伸ばさなくとも(ウツ患者には、旅行は逆に疲労がたまってしまう)
「隣町の銭湯とレトロな食堂への旅」と、具体的に書いてくれてる。
あー、隣町なら、ちょっと電車に乗ってー、とか、
ちょっとサイト調べてー、とか、
億劫さより、「ちょっと」動いてみるか、っていう気持ちになれます。
とくに実践したいと思ったのは、
その隣町への旅、
パソコンよりお花見、
散歩しよう、ってところです。
どのウツ系の本にもあるように、
「朝日を浴びよう」とありましたが、
無理なようなら、昼間でも効果はある、と書いてくれてるのは嬉しいですね。
どうも私は、朝から頑張ってウォーキングすると、
そのあと、どっと疲れて、日中まったく動けず、
ひたすら悪夢ばかり見てしまうので。
少しずつ頑張ろう。
そう思えた一冊です。 -
最初に読者をパターンに分け、それぞれについて章を設けているため、自分にあてはまる内容が薄く感じるような・・
しかし、やさしい言葉遣いで読みやすさ・わかりやすさはある。 -
ISBN-13: 978-4863891081