デフレ経営者 (静山社文庫)

著者 :
  • 静山社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863891258

感想・レビュー・書評

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  • ●2013年10月14日に読み終える。
    ・80年代までのインフレ時代から90年代以降のデフレ時代に、戦後の経済状況が一変した。いつまでもインフレ経済下でのビジネスモデルに固執するか、または、なかなか脱却できずにもがき苦しむか、新しい局面に素早く反応できずに苦しんでいる企業が多い。一方で、時代の新しい潮流をいち早く察知し、それに合わせた商品とサービスを提供して反映している企業もある。半歩でも一歩でも先を読み、いち早く対応するスピードが大事なようだ。
    ・「品質」「スピード(納期)」「価格」のうち、何が一番ビジネスを大きくするか?答えは「価格」のようだ。そこそこの品質の商品・サービスをどこよりも安く提供できる「しくみ」を作り、市場に素早く提供することだ。まずは、圧倒的なシェアを確保してしまうことである。
    ・「選択と集中」により事業を絞り込み、その分野ではどこにも負けない実力をつけて磨き上げ、後から追随できないほどの差をつけることも成功要因の一つだろうか?ここでもシェアがものを言う。
    ・今の大英印刷に置き換えて考えてみる。徹底的な自動化により省人化を図り、一人当たりの生産性を2倍にする。つまり、半分のコストで同様の印刷物が生産できるようにする。用紙については流通経路を圧縮し格安に仕入れることができるようにする。販売コストの削減にも着手する。一人の販売員が今の4倍の取扱高を達成するための「しくみ」を考え出すことだ。これらの相乗効果でシェアを大きく伸ばし利益も確保する戦略だ。企画制作の仕事については別途考えていく必要がある。

  • 「今」で切り取って、成功者はOK失敗者はダメ、という短絡的な部分はあるかな。10年後に読み返したら、また面白いかもしれない。

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著者プロフィール

経済ジャーナリスト。早稲田大学文学部卒業。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的取材・執筆活動を続けている。
著書には『日銀エリートの「挫折と転落」--木村剛の「天、我に味方せず」』(講談社)、『世襲企業の興亡』『海外大型M&A 大失敗の内幕』『社長解任 権力闘争の内幕』『社長引責 破綻からV字回復の内幕』『住友銀行暗黒史』『巨大倒産』(以上、さくら舎)、『実録アングラマネー』(講談社+α新書)、『日本企業モラルハザード史』(文春新書)、『強欲起業家』(静山社文庫)、『異端社長の流儀』(だいわ文庫)などがある。

「2018年 『社長争奪 世襲・派閥・策謀』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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