もののけ屋 一度は会いたい妖怪変化

著者 :
  • 静山社
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本棚登録 : 204
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863893450

作品紹介・あらすじ

「あんなことができたらなぁ」「こんな力があればなぁ」と深ぁいため息をついた悩める子供のもとに、どこからともなくあらわれて、不思議な力を貸してくれる、その男の名は「もののけ屋」。赤と白のド派手な着物と極彩色の羽織には、何やら怪しくうごめく影。さぁ、この男に会えたあなたは大ラッキー? それとも……。(小学校中学年より)

感想・レビュー・書評

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  • うーむ、銭天堂や十年屋程のひねりがなく、ちょっと残念。似たような発想の中でどう独自性、意外性を生み出すかがポイントでしょうが、流石に似たような感じになるし、最後が悲惨。

    子どもたちはどう感じているのだろうか。妖怪物は受けるのかなあ。

    シリーズ物だが今後は読まない。2ヵ所の図書館を利用中ですが、片方のにこれが収録されていないのが肯けます。

  • 978-4-86389-345-0
    C8393¥900E.
    もののけ屋 一度は逢いたい妖怪変化

    2016年5月17日 第1刷発行
    作者 廣島玲子(ひろしま れいこ)
    画家 東京モノノケ
    装丁 城所 潤(ジュン・キドコロ・デザイン)
    発行所:株式会社静山舎
    ---------------------------
    カバー袖より
    簡単に言うと、ぼっちゃん、おじょうちゃんが「こんな力があればなぁ」とか「あんなことができたらなぁ」とか思うような力を、あたしは持っているの。それを貸してあげるってわけ。ちょっとだけ条件付きだけどね。あら、簡単な条件よ。どう?いいでしょう?いいわよね?
    じゃっ、契約の握手しましょ・・・・。
    --------------------
    もくじ
    青足
    筆鬼
    ふた口
    夜叉蜘蛛
    遊児(ゆうこ)
    ---------

    小学中学年~中学生くらいまでかな?
    学校生活でのあれこれで抱くコンプレックスなどがモノノケと接触する気持ちを生み出すネタになっていました。
    サクサク読めるし、絵もかわいい。
    目次に書かれているモノノケたちとモノノケ屋さんは4頭身でユニークです。
    百雷のお話はなかったけど、イラストには登場してました。
    モノノケ屋さんは大柄の男性で赤と白の市松模様の着物を着て、その上に百鬼夜行の羽織を着ている。坊主頭にピアスで口調はオネエ言葉という強烈なキャラクター。
    シリーズものではなく単発?
    Cコードでは双書(シリーズもの)や全集になっているので他にもあるかもです。

    作者さんについて
    水妖の森 ジュニア冒険小説大賞受賞
    主な作品 
    送り人の娘
    ゆうれい猫ふくこさん
    はんぴらり シリーズ
    ふしぎ駄菓子屋銭天童 シリーズ
    ----------------------
    銭天堂シリーズは何冊かよみましたが、そちらにもユニークなキャラが登場していました。作品の中でイメージしやすく個性的で好きです。
    楽しめました。

    この本、バランスが(値段も含めて)とてもいい。さすが静山社
    作品、絵、装丁 過不足無し。 
    装丁のデザイン事務所さんは別の本でも見かけたかも。その時も作品を一層楽しめるなぁって感じたところだったと思う。

  • あっという間に読み終わった、おもしろかった!表紙の絵の印象とはちがったもののけ屋さんのキャラクターが良い。
    どのお話もよかったけれど、やっぱり相手は妖怪。欲に忠実に従うとよくない。廣嶋さんのシリーズは人間の強欲さについて考えさせられるけど、きちんと決まりや約束を守れば良い結果が待ってるんだよな。でもなかなか難しいんだろうな。

  • 話が区切られていたので、話が分かりやすかったです!

  • 読みやすくて面白い。
    もしかして全部バッドエンド?と思ったけど、そうでもなかった。
    設定は子供向けなのに、内容が濃くて好きな作品だった。

  • 最初の巻は子どもたちは妖怪に食べられる話だけど描写が柔らかくてグリム童話に比べたら読みやすい。4巻で終わりだから人気なかったのかな??

  • なんか読みたいけど自己啓発本や文芸書みたいな分量あって頭も使うのは読みたくなくて、簡単にサクッと読めると言ったら児童書がマイルドに読めていいよねって思って読み始める。
    児童書読んでて気づいたけど、文庫本よりちょっと大きいサイズだから、字が大きくて文字を読むのも楽だ〜。
    もののけ屋の設定に最初ビックリしたけど直ぐに慣れたwww
    マイルドに読みたい私にピッタリの6篇収録。4冊全巻図書で借りたけど、単発なのか続き物なのか気になる。まったり読もっと。

  • 「青足」、「筆鬼」、「ふた口」、「夜叉蜘蛛」、「遊児」の5編。

    子供たちにもののけを貸すもののけ屋。
    見た目は男だけど、喋り方は女。
    オネェっぽい感じ。
    百鬼夜行の羽織でもののけたちを連れていて、必要に応じて貸し出したり、新しい仲間を迎えたり。
    1つ1つの話がかなり短くさらっと読める。
    契約を守らないと身を滅ぼす結末に。

    夜叉蜘蛛には怨魚、遊児には百雷も登場。

  • 悩める子供のもとに現れ、不思議な力を貸してくれる、その男の名は「もののけ屋」。出会えたらラッキー? それとも…。

  • 児童書版笑ゥせぇるすまん的な。ブラック。
    心の隙間突かれまくり。
    本当に、なんでみんな調子に乗っちゃうかね…。
    簡単にはハッピーエンドにさせてくれないところは、高学年から中学生向けかもしれない。

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著者プロフィール

神奈川県生まれ。『水妖の森』で第4回ジュニア冒険小説大賞、『狐霊の檻』で第34回うつのみやこども賞受賞。作品に『送り人の娘』、『おっちょこ魔女先生』、『盗角妖伝』、「怪奇漢方桃印」シリーズ、「秘密に満ちた魔石館」シリーズ、「十年屋」シリーズ、「鬼遊び」シリーズ、「妖怪の子預かります」シリーズなどがある。

「2023年 『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂1・2・3(3冊セット)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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