紫式部の娘。賢子はとまらない!

著者 :
制作 : 小倉 マユコ 
  • 静山社
4.33
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本棚登録 : 20
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863893917

作品紹介・あらすじ

友情と恋!いじめにけんか!謎と陰謀うずまく御所!
青春は、走り出したらとまらない!

皇太后彰子に仕える新米女房、藤原賢子。
日本文学の最高傑作と名高い『源氏物語』の作者の娘として何かと注目を集めるが、母親に似ない陽気で勝気な性格で、「人と比べられたら、勝てばいい」と気にしない。
良くも悪くもまっすぐで、今日も、新入り女房がお姉さまたちにいびられるのを、黙っていられず助けたところから、物語ははじまります。

母・紫式部から引き継いだ賢子の宮仕えも2年目となり、もうすっかり慣れたもの(?)。そんなある日、御所に新しい女房(貴人の身の回りのお世話をする人)がやってきた。藤袴と呼ばれるその少女、年齢は賢子と同じ15歳。対抗する気も失せるほどの美少女で、教養も◎!「藤袴こそ私の友にふさわしい」と賢子は舞い上がるが、母は娘に「その子とは仲良くなろうと思わないほうが良い」と言う。一体なぜ!?そんな折、憧れの頼宗さまも藤袴にひとめぼれ!?恐れていたことが現実になってさぁたいへん!賢子、どうする!?

感想・レビュー・書評

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  • ■ 1843.
    〈読破期間〉
    2018/7/17~2018/7/23

  • 藤袴の秘密や賢子をとりまく友だち関係が書かれてて楽しかった!!!なんだかんだで味方になってくれる小式部たちが頼もしくて良かった!相変わらず破天荒な賢子が見ていて気持ちが良くてすきです。紫式部が詠んだ詩がしみるお話でした。

  • 初出の表記なく書き下ろしか

    挿絵も入ったラノベでした。。。

    15歳になる紫式部の娘賢子は、母に代わって皇太后彰子に仕えていて、(多分女房装束のまま)馬に跨って宇治まで駆けるという、間違っても男性貴族とてしないことをやってのけるお転婆娘。
    新入り女房の「藤袴」という謎の美少女と親友となり、貴族社会の権力闘争の中で健気に友情と恋に生きようとするのだが、藤袴の出生の秘密をめぐって物語はクライマックスを迎える。

    めぐりあふ契りはことに肩ければ
     雲より夜半の月も出なむ
    これは作者の作かな?

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著者プロフィール

篠綾子/1971年埼玉県生まれ。東京学芸大学卒。第4回健友館文学賞受賞作『春の夜の夢のごとく―新平家公達草紙』でデビュー。主な著書に『義経と郷姫―悲恋柚子香菊 河越御前物語』『山内一豊と千代』『浅井三姉妹―江姫繚乱』『蒼龍の星』(清盛三部作)のほか「更紗屋おりん雛形帖」シリーズ、「藤原定家 謎合秘帖」シリーズ、「代筆屋おいち」シリーズなど。

「2015年 『白蓮の阿修羅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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