ハリー・ポッターと呪いの子 第一部・第二部 舞台脚本愛蔵版

  • 静山社 (2017年12月1日発売)
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感想 : 75
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  • 本 ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863893993

作品紹介・あらすじ

8番目の物語。19年後。
『ハリー・ポッターと死の秘宝』での戦いから19年が経ち、父親となったハリーが2人目の子どもをホグワーツ魔法学校へと送り出したその後の物語です。
ハリー・ポッターとして生きるのはもちろんたいへんなことだったのですが、その後のハリーも決して楽ではありません。今やハリーは、夫として、また3人の子を持つ父親として、魔法省の激務に押しつぶされそうな日々をすごしています。
ハリーがすでにけりをつけたはずの過去と取り組まなければならない一方、次男のアルバスは、望んでもいない “ハリー 一家の伝説” という重圧と戦わなければなりません。 過去と現在は不吉にからみあい、父も子も痛い真実を知ることになります。
闇はときとして思いがけないところから現れるのです。

「特別リハーサル版」の増補改訂版。
☆2人の著者、ジョン・ティファニー(舞台監督)とジャック・ソーン(脚本家)の巻頭解説が追加!
☆わかりやすい「家系図」と「ハリー・ポッター年表」を新しく巻末に収録!
☆ハリー・ポッターシリーズのオリジナル単行本と同じ判型(A5判)の上製版になります。
☆特別リハーサル版とは少しだけ異なる劇本番の台詞
 ※シナリオ本になります。

感想・レビュー・書評

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  • 2017年発売当時、日本でも舞台が観れるとはまだ想像もしていなかったときに読んだ。
    最初にこの本を手に取った印象は、あのハリーポッターに続きが生まれたん?!という衝撃と高揚感。
    ハリーポッターの原作も映画も大好きなファンとしては、まさかこんな未来を一緒に見届けることができるとは!と感慨深くなる作品やった。

    のちの2023年、向井理さん版ハリーポッターの舞台も鑑賞。この物語の一部として見守るような体験ができる、とんでもないエンターテイメントやった。ロングランのようなのでまだの方は舞台もおすすめ。せっかくなら9と4分の3番線シートをぜひ!

  • ハリー・ポッターの8番目の物語。
    本編の再読後に、そのままの流れで読みました。
    結論、すごく面白い!
    完結したと思っていたハリーたちの物語。でも、物語の中でもちゃんと時間は流れていて、それを眺められたことが嬉しい。
    親として葛藤するハリーの姿。ハリーの息子から見たハリーの姿。
    そして、逆転時計を使って、ありえなかった過去と、ありえたかもしれない未来の姿を垣間見ることができた。
    お互いに、理想の父親ではないし、理想の息子ではない。
    それぞれ葛藤しながら、成長していく姿がたのもしい。

    • ねずまさん
      完走お疲れさまです☺️

      ハリーが毒親でドラコがすごくいいお父ちゃんなのが上手い対比ですよね〜✨

      そしてハリーの子の名前!名前が!!(泣)...
      完走お疲れさまです☺️

      ハリーが毒親でドラコがすごくいいお父ちゃんなのが上手い対比ですよね〜✨

      そしてハリーの子の名前!名前が!!(泣)スネイプ先生のこともファンにはたまらない言葉が聞けて涙止まらずですよね!!

      時間逆流ものは賛否ありそうだけど、私もこれは読んで良かったと思ってます!!!✨✨
      2025/01/29
    • Hideta_Bookさん
      ねずまさん、ありがとうございます!
      ハリーの息子の組分けでまず驚きましたが、逆に面白いなぁと思いました。
      ハリーが毒親、確かにそんな感じです...
      ねずまさん、ありがとうございます!
      ハリーの息子の組分けでまず驚きましたが、逆に面白いなぁと思いました。
      ハリーが毒親、確かにそんな感じですね!笑

      もしも彼が生きていたら…の世界線、彼の言葉が聞けてありがたい。
      スネイプファンにはたまりません!

      今まで読んでいなかったのですが、ねずまさんとさんかくさんがDiscordでおすすめされていたので、間違いないはず、と思ってました。
      読んで良かったです。ありがとうございます!
      2025/01/31
    • ねずまさん
      そうでした!Discordで!!

      戯曲形式だしifものだから読みにくさはあるかもしれないけど…一緒に感想分かち合えて嬉しいです☺️
      そうでした!Discordで!!

      戯曲形式だしifものだから読みにくさはあるかもしれないけど…一緒に感想分かち合えて嬉しいです☺️
      2025/02/01
  • 作者のインタビューで第二巻(秘密の部屋)を書くプレッシャーが大変だったとあったが、全7巻を書き終えた後で期待に違わぬ番外編を書くプレッシャーも並々ならぬものだと想像。19年後、大人になったハリーポッター達が、その子供たちとの関係に悩みながら、更には過去のボルデモート卿との対決をも再度味わうというこの続編。しかし、この本(劇の脚本)がとってつけたものになっていないのは、それだけ最初に作者が構築した人物像、それぞれの物語が確固たるものだからなのだろう。改めて作者の構成力に脱帽。

    ちなみに私はこういう脚本形態のものを読むのがとても苦手なので、ああこの本は読めないかもと思っていたのだが、ハリーポッターワールドにすっかりハマった娘が面白い面白いと5回くらい読んでいる姿に影響され、私も完読できた。形式がどうこういう次元を越えさせてくれる物語の力、すごいなあ。

  • 前置き
    台本形式なので、読みにくそうだなと、敬遠し続けていた。大体のあらすじはWebで見て知っていたが、どうにもその気にならなかった。

    しかし、娘が家にある全巻を読破した勢いで、この本を図書館から借りてきた。

    一週間で返す、とタイムリミットを区切られたのがよかったのか、今度は読めた。

    読んでみたら普通に読めた。楽しかった。
    ただ、主要どころ以外の登場人物の名前はほとんどわすれていたので、ネットで調べながら読む始末。

    感想
    ハリーが40歳を超えた世界で、その息子のアルバスが、ドラコの息子のスコーピウスが、過去へ戻れる時計をめぐり、タイムパラドックスと昔の世界での出来事の中でさまざまなことを経験する。
    自分の劣等感に苦しみながら、人との心の誤解に気づけずぶつかり合いながら、人として成長していく様も見所と思う。
    懐かしくも新鮮に、魔法の世界観に入れる本だった。
    やはりハリー好きなら読むべき本だ。食わず嫌いは良くない。

    これは完全な創作なのか、はたまた本編のハリーポッター同様作者が見た別世界のことなのか、そんなことを感じながら、読み耽ってしまった、、、

  • 8番目の物語。
    あの世界にまた浸れるなんて感激。
    「ああぁ...」と感動する人たちの登場ばかりで、もうそれだけで脚本という形でもこの世界に触れられて幸せでした。

  • 先が読みたくて、一気読み。
    スリザリンの2人の少年の成長譚であり、同時に親は子ども以上に成長することがわかる。というより、私は親世代に寄り添って読んでいたんだなぁ(笑)。大人のハリー以上に大人のドラコがよかった。
    呪いの子とはまさか…(笑)。

    是非、ステージも、映画も見たい。

  • 今さらながら読んでみたら納得の面白さだった。舞台脚本なので、どうしても物語に入り込みづらいところはあるものの、アフターストーリーとして”過去改変”を取り上げることで、「あの時もし○○だったら…」というifも加わり、惹き込まれる。ロン&ハーマイオニーが時空を越えても結局イチャイチャしてるところに笑ったり、本編では悔いの残るお別れをしたあの人たちにまた会えてほろりとしたり、とにかくファンサービスに溢れた素晴らしい内容だった。正直まだまだ続きを読みたい気分だ。

  • めっちゃおもしろかった。
    舞台脚本なのでほぼセリフですが、読んでいくうちに慣れました。
    元々のハリーポッターもそうですが、世界観はファンタジックで現実離れしていますが、登場人物の悩みは妙にリアル笑
    ハリーも等身大の人なんだなって感じました。
    相変わらず世界観は良いし、ストーリーもぐいぐい引き込まれました。
    ドラコが仲間になってるのはめっちゃ嬉しい。

  • やっぱり大好きでワクワクした。親同士は敵対してたのに子供のスコーピウスとアルバスが仲良くなるの胸熱。スコーピウスいい子だなあ。マルフォイはツンデレですね。

  • 良い父親であろうとするけどから回っちゃうハリーと、良い息子でありたいと思いながら、英雄ハリーの息子である重責を感じるアルバスとのすれ違いが苦しくも、物語の中で2人の成長を感じる作品だった。
    割とアルバスの心情に共感してたので、ハリーの空回り方にあ〜受ってなる所もあり、ジニーのハリー
    への寄り添いに気持ちが優しくなれたところがいっぱいあって、素敵な夫だったな。
    ハリーは、アルバスはジニーに似ていると言ったけど、やっぱりハリーに似ていると思う。けどその部分が自分で自覚してる所じゃないからそう思うのかな?きっと周りの人は、そういうところも含めて似た者親子って思うんだろうな。
    ドラコは歳を重ねて多くの苦労をして、ハリーと話す場面では自分の思いとか気持ちを正直に話していて、ドラコがそんなことを思っていたのか...と知った。子育てに関してジニーと同意見を出す場面も多くてちょっとびっくり。
    ハリーが孤独を知らないなんてとても言えないけど、ホグワーツではハーマイオニーとロンという友人を得ていた。それをドラコとジニーが羨ましいと思っていたことを知って、なんというか、心がビリビリした。
    闇の中の孤独を歩んでいたドラコの光はアストリアであり、きっとスコーピウスなんだろうな。将来もしローズと結ばれたら、各親の反応がぜひ見たいところ。笑

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著者プロフィール

J.K.ローリングは、記録的ベストセラーであり多数の賞を獲得した「ハリー・ポッター」シリーズの著者。世界中で愛読された本シリーズは、これまで累計5億部以上を売り上げ、80カ国語に翻訳された。8部作の映画は大ヒットを記録。著者は『幻の動物とその生息地』に着想を得て、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の脚本を執筆。この作品を皮切りとして、5部作の映画シリーズの公開が始まった。J.K.ローリングはまた、『ハリー・ポッターと呪いの子 第一部・第二部』の舞台も手掛けている。この作品は、2016年夏にロンドンのウェストエンドで初演され、2018年春にはブロードウェーでも上演された。2012年、J.K.ローリングはウェブサイト〈ポッターモア〉を開設。このサイトでは様々なコンテンツや記事、J.K.ローリングによる書下ろし作品を楽しむことができる。他、一般書『カジュアル・ベイカンシー 突然の空席』を執筆したほか、ロバート・ガルブレイスのペンネームで犯罪小説を発表している。これまで、大英帝国勲章、レジオンドヌール勲章、ハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞など、いくつもの賞を受賞してきた。

「2020年 『イッカボッグ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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