ねがいごと

  • 静山社
4.12
  • (11)
  • (6)
  • (8)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 91
感想 : 12
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863894501

作品紹介・あらすじ

七夕によせて、7名の人気作家による7つの「願い」の物語。スカッと爽快な少年野球チームの物語から、ほんのり怖くてしっとり切ない魔法の物語、人気武将の幼少期の思い出まで、色とりどりの短冊のように、さまざまな「ねがいごと」を描いた、彩豊かなアンソロジー。さあ、みなさんは7月7日の夜に、何を願いますか?

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 七夕に関するアンソロジー。笹飾りは毎年見かけても、織姫彦星のことは思い出さなくなったなぁと思いつつ読んだ。

  • 恒川光太郎の短編が読みたくて手に取った。七夕をテーマにしたアンソロジーだ。
    ヤングアダルトっぽい作品が多い。
    星が魚みたいに動くとか、彗星が衝突して地球が滅亡する危機、とか。

    目当ての恒川光太郎の作品は織姫と牽牛の物語をまったく異なる解釈で、恋人でもなんでもない仕事の付き合いで年に一度逢うふたりとして描いていた。この人らしいおとぎ話だと思う。

    はじめて読んだ戸森しるこという作家の、どこかの難民の少女とカフェを営む両親と暮らす少年のひと夏の物語が好きだなと思った。

  • 七夕によせて描かれた、7名の作家による「願い」にまつわるアンソロジー。どうせながら七夕に読めばよかったな。ファンタジー風だったり、SF風だったり、時代ものだったり、話によって雰囲気が違って楽しかった。織姫と彦星の物語もいろんな解釈があっておもしろい。どの話も好きだけど、子どものかわいい願い事がかなった(?)、田丸さんの「星の席替え」が特に好き。

  • タイトルだけではどんなアンソロジーかわかりにくい本書。ヒントは表紙の絵!星、男女、願い事とくれば、そう「七夕」です。
    本書は「七夕」にちなんだ、星や織姫・彦星、願い事についてのお話がまとめられたアンソロジーとなっています。

  • 七夕というテーマだけでこれだけバラバラなものが読めてすごい。けど、7月7日に読まないとちょっとビミョー? ピンポイントすぎる気も。

  • 七夕に読むべき本

  • たなばたによせて
    7名の人気作家による
    7つの「願い」の物語。──帯のコピー

    少年野球の試合に負けるのは応援に来るおばさんのせいだと考えた和馬は、だいじな一戦にそのおばさんを招待する──吉野万理子「負けおばさん」

    拾った子猫のいのちをなんとか救いたい少年コンは、見知らぬ通りの不思議な店に子猫を預けることにする──廣嶋玲子「十年後の約束」

    5年生の夏は、政情不安な国から逃れて両親の営む小さなカフェにやってきた少女百日(モニカ)と出会う──戸森しるこ「夏と百花とカルピスと」

    など、色とりどりの願いが書かれた七夕の短冊のようなアンソロジー

    Cコード8093、ルビもついた児童書の扱いだが、おとなむけと言っていい作品も収録されている

    2018年5月刊、2019年9月現在で品切れ・重版未定とのこと
    (「十年後の約束」はのちに『十年屋』本編3巻、スピンオフ1巻のシリーズとなって静山社から展開中)

  • 2019.06.08

  • さくさくっと読めた。
    これはシリーズなのかな?
    トップバッターの田丸雅智さん、ザ・ショートショートという雰囲気で好きな感じだった。

全12件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

(著者プロフィール)
田丸雅智(たまる まさとも)

1987年、愛媛県生まれ。東京大学工学部卒、同大学院工学系研究科修了。
2011年、『物語のルミナリエ』に「桜」が掲載され作家デビュー。
12年、樹立社ショートショートコンテストで「海酒」が最優秀賞受賞。
「海酒」は、ピース・又吉直樹氏主演により短編映画化され、カンヌ国際映画祭などで上映された。
坊っちゃん文学賞などにおいて審査員長を務め、また、全国各地でショートショートの書き方講座を開催するなど、
現代ショートショートの旗手として幅広く活動している。
書き方講座の内容は、2020年度から小学四年生の国語教科書(教育出版)に採用。
2021年度からは中学一年生の国語教科書(教育出版)に小説作品が掲載。
17年には400字作品の投稿サイト「ショートショートガーデン」を立ち上げ、さらなる普及に努めている。
著書に『海色の壜』『おとぎカンパニー』など多数。
メディア出演に情熱大陸、SWITCHインタビュー達人達など多数。

「2023年 『憂鬱探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田丸雅智の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×