- 本 ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863899018
作品紹介・あらすじ
野間児童文芸賞受賞作家が新たな魔法界を創り上げた!ーーアリーチェは、どこの町にも1軒はあるような、ありふれた書店の娘。ところが、夜空に月がのぼるころ、この店をおとずれるのは魔法使いたちだ。店の奥には、この世に1冊しかない《魔法の書》が保管されている。すべての呪文をおさめたこの《本》は、魔法使いならだれもが読めるのではなく、それぞれの属性、能力により、習得可能な呪文以外は白紙にしか見えない。アリーチェたち《守り手》の一族も、魔力を持たないために、この《本》の文字は一切読むことができず、そうして魔法界の均衡は保たれてきた。ところが……。13歳の誕生日の夜、アリーチェの、そして魔法界の運命が回り始めるーー。
感想・レビュー・書評
-
久々のファンタジー。
魔法使いに魔法の本を見せるという〈守り人〉の一家に生まれたアリーチェ。
本の番人は、今は祖母が務めており、アリーチェの母は魔法使いが嫌いな様子から、後継者になる気はなさそうだ。
そこで孫のアリーチェ〈守り人〉を継承するか、選択を迫られることに。
魔法世界のマンネリやバイアスを吹き飛ばす、斬新なアリーチェの在り方が素敵。
読み進めると、キャラクター同士の関係も濃くなってきて、これから!って時にエンディングを迎える。
続編希望。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
結論、ものすごくおもしろかった!
設定からして、魔法好き・ファンタジー好きにはたまらない。
読んでる最中、ずっとワクワクとハラハラが止まらなかったなぁ。
そして、最後にはスッキリ!きれいにまとまって、お見事な終わり方でした。
あくまでも児童書なので、そんなにボリュームがあるわけじゃなく読みやすかったです。
(私は1日で読めました) -
めちゃくちゃ面白かった!
もう絶対に続編希望!!
「闇の魔法学校」シリーズの要素が入っているように感じて、にんまり。
主人公アリーチェが、13歳で守りの一族《守り手》になるところからはじまる、王道ファンタジー。
成長の物語だし、友情もあるし、黒魔術師に白魔術師に…子供たちに喜ばれそうな要素盛りだくさん。もちろん大人のファンタジー好きも大満足。ああ面白かった。
長谷川まりるの作品





