黒田官兵衛の情報学(インテリジェンス) (晋遊舎新書 S17)

著者 :
  • 晋遊舎
3.00
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 35
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863918566

作品紹介・あらすじ

インテリジェンスは戦国武将に学べ!軍師・官兵衛が秀吉に教えた情報学とは?国際情勢に精通するトップジャーナリストが説く、いま日本人に必要な情報戦略術。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 先日、姫路に行った時の本屋で購入。
    これだけでなくいわゆる“官兵衛本”がたくさんありました。

    信長、秀吉、家康と移り変わる戦国期、
    その中を“情報”を武器として生き抜いた官兵衛、

    その人物像を描き出そうと試みている一冊、でしょうか。

     “活用、応用、転用ができなければ「情報通」とはいえない”

    これは今の時代でも通じる概念と思います。

     “実践による再確認が、家康を本当の智者にした”

    戦国時代の最終的な勝者・徳川家康、
    彼も決して百戦百勝だったわけではなく、

    三方原などでは、武田信玄相手に大敗しています。
    その理由はひとえに“情報”を活用できなかったから。

    そして、痛い目を見た後の家康は、文字通り生まれ変わります。

    そんな流れを“現代の日本の状況”への警鐘を鳴らしながら、
    わかりやすく描き出しているのが、個人的にはスルッと。

    戦国時代ものとして読むととちょっと肩すかしかもしれませんが、
    現在と紐付けながらの官兵衛像という点は、なかなかに新鮮ですかね。

    なんて、ここ最近興味深く拝読している、
    著者・宮崎正弘さんのメルマガを片手に、なんて。

    • 九月猫さん
      ohsuiさん、こんばんは♪

      姫路にいらっしゃったのですね。
      観光でしょうか。
      現在お城が白すぎると話題になっておりますが、
      5...
      ohsuiさん、こんばんは♪

      姫路にいらっしゃったのですね。
      観光でしょうか。
      現在お城が白すぎると話題になっておりますが、
      5年もすると落ち着いた色になるらしいので、今だけの真っ白お城を
      楽しんでいただけていたら、嬉しいです。

      姫路市民なので、ちょっと嬉しくなってコメントにお邪魔しました( *´艸`)

      ・・・と書いて、はたと気づいたのですがもしかして、
      コメントはじめまして、でしたでしょうか?
      長くフォローさせていただいているので、そんな気がしないのですが。
      あらためて、はじめまして(笑)
      いつもレビュー楽しく拝読しています。
      これからもよろしくお願いします(*_ _)ぺこり。
      2014/06/13
    • ohsuiさん
      九月猫さん、こんにちは。
      コメントありがとうございます~

      姫路にお住まいなんですね。
      先日、友人の結婚式で初めて伺いました~

      ...
      九月猫さん、こんにちは。
      コメントありがとうございます~

      姫路にお住まいなんですね。
      先日、友人の結婚式で初めて伺いました~

      駅からも真っ直ぐ見えて、迫力ありました!
      落ち着いた色もぜひ見てみたいです。

      と、こちらもいつも楽しく拝見しています。
      確かに、大分前より存じ上げている気が、、(笑

      こちらこそ、あらためてお願いします! <(_ _)>
      2014/06/15
  • 黒田官兵衛があんまり関係ない本のように思えた。信長・秀吉・家康の三人がどういう戦術・戦略を行ってきたかについて書かれており、黒田官兵衛が立案しどうやって運用してきたかなどがあんまり書かれてない。

    3武将の戦国時代の戦略を検証するような本だと思えば悪くは無い本だと思うが、黒田官兵衛のインテリジェンスを論じた本だと思って読むと少々当てが外れる。

    エピローグで「”信長・秀吉・家康のそれぞれの視点から官兵衛のインテリジェンス戦略を論じた。”(本書 P199)」と書かれていたが、この本の目的は、プロローグで書いて欲しかった。

    坂本龍馬の坂本家が明智光秀の残党の流れであるとの説(本書 P119)は疑問だけど。龍馬の本家は、元々商人の才谷家じゃないのかな?武士に取り立てられるときに、坂本の名を与えられたのであり、龍馬の先祖が明智残党だったというのは、可能性が全くないわけではないけどちょっと疑問。坂本の名前自体の由来が明智に関するというならば問題ないけど。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

一九四六年生まれ。東京工業大学理工学部卒業。新潟大学名誉教授(情報工学)・工学博士。現在、新潟大学発ベンチャーとして創業した株式会社ラングテックの代表取締役社長として、コンピュータによる文の意味理解の研究、高品質な日英翻訳ソフトや使いやすい英語学習支援ツールの研究開発など自然言語処理の基礎研究から応用研究に至る幅広い活動に取り組んでいる。著書に『日本語語彙大系』(共著、岩波書店)、『言語過程説の探求 第三巻 自然言語処理への展開』(共著、明石書店)など。

「2023年 『言語本質論と個別言語分析』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宮崎正弘の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×