- Amazon.co.jp ・本 (122ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863940307
感想・レビュー・書評
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読んで満足してはいけない。何度も読み返し書かれていることを実践して初めて価値を見出せる。よくあるビジネス書に書かれている表面上のスキルなどではなく、原則を意識して行動することによって根本的に人生を変えていけることができる。まずは自分のミッションステートメントを書いてみようか。
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ずいぶん前に購入し、ようやく読み終わった。
読むことを1回で終わりにしてはならないと思った。
常に、自分の生活に7つの習慣を取り入れるように実践し、
その度に読み返す。
おそらく実践することは並大抵のことではないであろうが、
ここに書かれていることは人生の真理だと思う。
ビジネス書としてカテゴリーされているが、人生全般。
ビジネス書となると、なんだか会社の仕事のハウツーになってしまうが、「仕事≠会社の仕事」である。
父親、母親、夫、妻、息子、娘、会社員、地域の一員・・・いろいろな役目とそれに伴った仕事がある。
その一つ一つを、どのように向き合い、主体的になって取り組んでいくのかが、体系的に書かれている。
分厚い本で物怖じするかもであるが、ぜひ、読むべき本である。 -
1.本棚の整理をしていたらでてきたので、懐かしく思い読んでみることにしました。
2.大切なことは2つです。まず、相手を理解することに徹することで、信頼を得ることです。次に、相手を変えるのではなく、自分を変えることを怠らないことです。
人間は何かが起きた時は必ずと言っていいほど他人のせいにしてしまいます。その態度を改め、自分の行動を見つめ直し、反省し続けることが大切です。この本では「原則」と表しており、これに基づいて行動していくことが必須とされています。そのための習慣を7つ提言し、これらを高めることが人生を幸福にすると述べています。
3.これを買ったのは大学生の時でした。社会人になるためには何が必要なのかを考えていた時にこの本を買って読んでました。今社会人になって3年目となって読み返すと、自分が出来てない部分がたくさんあったので、まだまだ成長していかなきゃならないと思いました。1番難しいのは、「まず理解に徹すること」です。相談をされたら自分の成功体験を話して満足していまいがちですが、これは失敗する可能性が高いうえに、相手を不快にさせます。相手の悩みを自分の言葉に置き換えて共感および理解することを習慣づけていきたいと思います。 -
数多くのビジネス本を読んできたのだが、それらのビジネス本は、結局はこの本に書いてあることを反復しているにすぎないと思う。
この本が幹とすれば、それ以外のビジネス本は枝葉にすぎない。
この世の真理をついていて、間違いなく名著である。 -
何度も読み返している本。
迷った時、悩んだ時、自分を整えたい時。いつ読み返しても心に安らぎとやる気を与えてくれる本。 -
2年くらい前から読もうと思いつつ、難しいらしい噂をきいてまんがでわかるシリーズで下準備したりしてきた。
結果、まんがよりわかりやすいよ(笑)
くどいぐらい体験談が引用されているので自分のものにしやすい印象。
理解できても実行できるかはどうかは自分次第。
「刺激と反応の間にはスペースがある」を意識して、感情的な反応をなるべくせず、lose-winな考え方でその場をやり過ごすこともせず、主体的に行動するのを心がけたい。
2017/06/04読了 -
記念版が出たので、久しぶりに読み直すきっかけに。第一の習慣。主体的であること。でさえあったら、できない、しなければ、といった反応的な言葉をいってないだろうか。自分に責任をもつ。
第二の習慣。終わりを思い描くことから始める。これは、はっきりとしたビジョン、明確な目的地が必要であること。ロードマップよりもコンパスが要る時代。マネジメントが優れていても、リーダーシップのない状態では沈みゆくタイタニック号の甲板に椅子をキチンと並べるようなもの。マネジメントのパラダイムにとらわれてはいけない。自分の葬儀で子供や妻、夫に何を望むのかが答えの1つである。そのために、個人のミッションステートメントを書くのが効果的。憲法と同じ、内面から安定、指針、知恵、力の源からバランスをとる。そして、何を中心にするかは人それぞれ。家族、仕事、お金?娯楽など。
第三の習慣。最優先事項を優先する。セルフマネジメントに真の効率性をもたらすには、意志を活用すること。決断し、選択する能力であり、決められたことに従って行動する能力。最優先事項を優先することが最も効率的。自分の価値観を優先できる意志と誠実さが必要になる。
時間管理は4つの世代がある。第一の波はメモやチェックリストに代表される時間と労力を必要とする多くの物事を確認し、忘れずにいるための工夫。第二の波は、予定表やカレンダーを見て、将来の出来事や活動の予定を立てようとする取組。第三の波は、その2つの波に、優先順位と価値観の明確化を加えて、目標設定を行いその目標に対して時間と労力をかけていく。第四の波は、時間管理という言葉そのものが間違っているという考え方。問題は時間を管理するのではなく、自分自身を管理すること。満足や期待、人間関係を重視して結果を出すことにあり、モノや時間に重点を置かない。
第四の習慣。WinWinを考える。まず相互依存のパラダイム。信頼を得ること、そのためには相手を理解する、小さなことを気遣う、約束を守る、期待を明確にする、誠実さを示す(自分の言葉に現実を合わせること)、謝るという基本行動を意識すべしと。その上で、お互いの満足を求め続けるべき。成熟した人だけじゃない場合はノーディール。ちょっと無理ある理屈かな。
第五の習慣。まず理解に徹し、そして理解される。言葉だけでなく、右脳をもって理解しようと傾聴する。相手の立場に立ってではなく、相手自体に共感する姿勢なんだと。
第六の習慣。シナジーを創り出す。WinWinは考える動機を与え、同じ方向に進むときに違いを認め、より高みに。それがシナジーとしてより高いレベルの解決策や能力として発揮される。
第七の習慣。刃を研ぐ。肉体、精神、知性、社会と情緒の4つを維持、高めること。会社も同じで、それぞれ組織としての高い経済性、サービス水準、人材発掘と能力開発、良い人間関係・スタッフの処遇に置き換えられる。個人も組織もこの4つをバランスよく研いで行く必要がある。
自身がリーダーとしての立場に立つと、本書は全く違う姿を表す。自身をマネジメントするという基本は当然のことながら、その社会性に目を向けた習慣が重要になるからである。本書の特色は、自分中心のビジネス本、相手をどうにかするノウハウ本と大きく異なる、自分と周囲の関係性に力点を置きつつ、基本はまず自分を律し高める姿勢が大切と説いたことにあると思う。しごく当たり前なようでいて、ダイエットのために運動をするという1事象ですら、律することができない人が多いのだから。