■概要
・座右の銘は「積土成山(せきどせいざん)」小さなものを積み重ねれば大きなものになる
・善次郎は40近くから簿記学校に通う
・激動の時代でほぼ投資で失敗してない
■1.己に克つ方法
・自分に勝った場合、負けた場合のメリデメを比較する
・目標は簡単なものにする。
・「支出は収入の8/10までにする」
・妻の条件
家は夫と妻の2人が同じ精神でないと栄えることはない。共働き必須
女は虚栄心があることに注意
■2.貯蓄方法
・人生で予定通りいかなかったことが一度もない
・自分ができることから初め、現実的な計画をたて、必ず遂行する
・予定通りにいかないのは、過信や計画の甘さ、予期せぬ不幸への備えが疎かなのが原因。
・予期せぬ不幸には、病気と不意の災難。これは起きるものとして被害を最小限にする備えをしておく。
・不意の災難には、「八分の分度」で備える。※収入の2割を貯蓄
・貯蓄できない人の特徴→意志が弱い、他人を頼る、お金に困っている
・意志が弱い人の特徴→気が移りやすい、欲望を制御できない、勇気がない
・貯蓄の真髄は、いかに自分の欲望をコントロールできるか、にある
・貯金額が少なくても失望するな。強固な意志が育まれ、安心と世間の信用が得られる。
・食えないで困る、は自分に原因がある。他人の厄介になるのは最大の屈辱
・勤倹の意味(勤:たくさん稼ぐ、倹:支出を抑える)はケチではなく分相応。たくさん働いて、収入をバンバン増やせば分相応は向上する
■3.仕事術
・プライベートが乱れている上司は避ける。素行の悪さは伝染する
・独立を目指すなら就職する期間は決めておく
・奉公先の商売だけでなく、色々なものに興味を持ち、ビジネスの呼吸を身に着ける
・投機に手を出すものは即解雇する
・人間の本質は後天的に改造することはできない
・勤務中は無駄な事をしない。新聞もたばこも禁止。
・人の上に立つものはまず自分が実践する
・常に前向きに。災難があった場合、人から非難された場合、自分を励ますための災難だと考える
・独立心と克己心が人生を分ける。そのためには、勤倹を実行する。
・有利な事業で失敗している場合、経営者に人的素質(真面目、堅実、理性、誠意、熱意)を欠いている
・ビジネスの知識と計画を持っている人間は多いが、熱意と誠をもっている人がすくない。
・投資する際、事業の性質が有利か、経営者の素質(信用できるか)、事業上の利益を見る。
・投資する際、可能な限りの調査を行い、慎重に慎重を重ねること
・株式は一時の上げ下げではなく、着実な事業を行っている会社に投資すること