神奈川中世城郭図鑑 (図説 日本の城郭シリーズ 1)

  • 戎光祥出版
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本棚登録 : 14
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864031615

作品紹介・あらすじ

精密縄張り図76枚、写真・図版も多数掲載。あなたの身近に眠る武将たちの夢の跡。心躍る、城歩きの楽しさが満載です!研究の最前線を担う執筆陣が通説を徹底検証。城跡から見えてくる、新たなる神奈川の戦国時代!

感想・レビュー・書評

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  • ◆こんな城郭の本が欲しかった!
    ◆本書はマイナーな城もアクセス方法、訪れるのに適した服装や靴まで、「オススメ☆数」別に案内されていて素晴らしい。
    ◆勿論スニーカーで気軽に訪れることが出来る城も載っている。
    ◆最新研究に基づいた戦国・室町期の関東情勢も簡単に把握出来る。

  • 実は、神奈川県には城が多い。
    京都、奈良を中心とした都は公家の文化であるが、鎌倉幕府は、一所懸命、領土獲得に命を懸け、領土を武力で守った。
    その鎌倉幕府は、新田義貞によって滅ぼされ、室町以降は鎌倉公方と関東管領の争いをへて戦国時代に突入する。
    その戦の場となったのが、神奈川の城。

    神奈川県下には、400か所ほどの城があるが、そのほとんどが土造りの中世戦国期城郭であり、江戸時代の城のような領主の威光を反映するような豪華な城ではなく、あくまでも実用的な、戦のための砦である。

    400の城跡の中から、比較的保存状態が良いもの、遺構はなくとも周囲の自然等から、遺構が容易に想像できるものなど100点を選りすぐって解説されている。

    各城跡の解説には、地形図、城郭の復元イラスト、現地写真等が含まれており、実際に本書を持って現地に出かけようという気持ちに、強くさせられる。

    取り上げられた城跡の分布も、横浜、川崎、三浦半島から、小田原、真鶴、そして、山梨に続く愛甲郡や相模原など県内一円に広がり、本書を手にする神奈川県民には、おそらく身近な城跡がいくつか見つかると思う。

    私は、実際に、小学校高学年のころの自由研究で、地元の城跡を探して図書館の資料をあさり、自転車で現地調査にいったことがある。その時代の自分と、本書をもって、また現地を歩いて見たいものだと思った。

  • 神奈川県内の城跡を100件紹介している。私が探していた矢上城跡(慶応日吉キャンパス内に存在;城跡近辺は立ち入り禁止)の縄張図まで載っているのに驚いた(ていうか、遺構が残っているなんて知らなかった…)。

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プロフィール

1961年、北海道生まれ。学習院大学文学部史学科卒業。同大学院史学科専攻・博士課程前期課程卒業。目黒区教育委員会嘱託、三鷹市遺跡調査委員会、武蔵文化財研究所を経て著述業。城館史料学会、中世城郭研究会、日本考古学協会会員。著書に『戦国の軍隊』『「城取り」の軍事学』『土の城指南』『東国武将たちの戦国史』、共著に『神奈川県中世城郭図鑑』など多数。2016年大河ドラマ『真田丸』では戦国軍事考証を務めた。

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