雑誌メディアの文化史―変貌する戦後パラダイム

制作 : 吉田 則昭  岡田 章子 
  • 森話社
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本棚登録 : 27
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864050395

作品紹介・あらすじ

週刊誌・女性誌・青年誌・総合誌-世相やライフスタイルと共振しながら、時代をつくりあげた雑誌たち。戦後文化のメインストリームから00年代のパラダイム転換まで、雑誌メディアの軌跡をたどる。

感想・レビュー・書評

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  • 主要雑誌創刊年表が巻頭にある。週刊誌,月刊誌の2表。

    多くのすばらしい論文を並べている。
    「雑誌文化と戦後の日本社会」吉田則昭
    鉄道で堂々と怪しげな雑誌を見ていることが他の文化からすると奇異だとのこと。
    男性誌と女性誌に分れていることにも疑問を投げかけている。
    論理的な展開だから図示するともっと分かり易くなるかもしれない。

    かなりの男性誌,女性誌が,アメリカの雑誌の分家か,模倣なのに,なぜ日本固有のことかのように展開するのだろう。

    「編輯と綜合」 大澤聡
    「論壇の衰退が言われる」という定型句に対する議論は旨い。
    受身表現全般に展開すると分かり易く為になったかもしれない。
    自己の主張だけのために,論点を利用するのは雑誌によくある論法で,勿体無い気がする。

    本の誰の論説を読んでも,すごいことを一杯紹介している。
    文化史にとどめずに,雑誌への提言のような未来図も示せるような気がした。

    通勤電車では,携帯電話,電子帳面を見ている人が圧倒的に多い。
    次に文庫本。雑誌はその次くらい。

    新幹線では,新聞雑誌が多く,次がコンピュータなどの電子機器。
    新聞雑誌の半数近くが,列車に置き去りかゴミ箱行き。
    時間を潰す為の道具になっているのかもしれない。
    それでもいい。成果の一端がネットに痕跡があれば。。。

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