いっしょにいるだけで

著者 :
  • 飛鳥新社
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本棚登録 : 123
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864100977

感想・レビュー・書評

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  • もうね…泣いてしまうことはわかっていました。

    読まないほうがいいよ。ってもう一人の自分が言ってました。
    でも、読まずにはいられませんでした。
    あまりにうちの子達にそっくりで…。

    愛犬とのつらい別れから、二度と動物を飼うのはやめようと
    固く誓って生きて来たこと…。
    ところが、ある日突然やってきた野良猫ちゃん親子。
    そのけなげな可愛らしさに
    固い決意もなすすべもなく巻き込まれていく森下さん母娘…。
    その様子が、すべてかつての自分と重なります。

    ただ、この本には猫ちゃんが与えてくれた幸せもたくさん書かれていました。
    今もお別れした悲しみでいっぱいの私に、
    元気だった頃の姿や、楽しく幸せな日々の方が
    はるかに多かったことを思い出させてくれました。

    号泣はしてしまいましたが、
    今までの涙とはほんの少し違う温かい涙でした。

    この本を読むことができて良かったです。
    森下典子さん、ありがとうございました。

  • 五十代、独身、母と二人暮らし。
    猫を飼う気は更々ない。
    そんな森下家の玄関先で野良猫が5匹の子猫を産んだことから始まる、思いもかけない猫との暮らし。
    初めは迷惑でしかなかったのに、母猫のおっぱいを吸う子猫達を見た森下さんはその光景をずっと見ていたいと思うようになる。
    見ているだけでふかふかした気持ちになりみぞおち辺りがぽかぽかして、日頃の疲れも悩みもふっ飛んでいく。
    そして猫達を見に次々にやってくる人人…猫を中心に人の輪ができていく。

    先日読んだ『日日是好日』と同じく、これも正しく「一期一会」であり、猫が教えてくれる幸せそのもの。
    猫といっしょにいるだけで生まれる幸せの連鎖は、やがて周囲の人達を自然と笑顔にしてくれる。
    読んでいる私にまで幸せが伝わり笑顔がこぼれてきた。

    いとしいものといっしょにいるだけで、人はつい笑顔をなってしまう。
    そして、自らほほえむことで、人生も笑いかけてくれるのだ。

  • 猫嫌いの母娘家族の玄関先に
    野良猫が5匹の子どもを出産。
    子猫の里親探しや
    母猫と子猫1匹を残して
    育てる決意をするというストーリー。
    今まさに 我が家にも
    野良猫と赤ちゃん猫3匹がおり
    とても参考になる本でした。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「育てる決意をする」
      と聞いただけで泣けてくるワ。
      「育てる決意をする」
      と聞いただけで泣けてくるワ。
      2013/06/12
  • 最高に心温まるエッセイです。猫に変な偏見を持った著者の家の前で野良猫が5匹の子猫を出産し、直ぐには引き取り手がいないため、しかたなく世話をし始めることから始まる著者のエッセイ。一緒に過ごす中で、愛情が生まれ、一緒に過ごす幸せの気持ちが伝わってきます。私自身は動物は飼ったことがないため、猫は自由奔放な生物かと思っていましたが、この作品から猫にも感情があり、様々な表情があることがわかりました。いつかは別れがくるがそれでも愛さずにはいられない、"いっしょにいるだけで"良い。猫を飼いたくなるお話でした。

  • 猫を飼ったことのない私は、
    人生を損してるなぁ、と思った。

  • 「いとしいたべもの」を読む前にと同じ著者のこちらを図書館で借りてきました。
    私は犬を飼っているので、猫が出てくる本には今まであまり手がのびなかったのですが、これは読んで大正解でした。
    犬とか猫とか関係なくペットを飼っている人には共感できることがたくさん散りばめられています。
    ペットを飼う前には気付かなかったけど、本当に一緒にいるだけで気持ちが豊かになれるんです。
    そんな家族の一員を大事に大事にしていきたいと、改めて思わせてくれた一冊でした。

  • 猫エッセイ。

  • 近所の野良猫が、父の思い出の木の下で5匹の子猫を産んでしまった。
    うちでは絶対に飼いたくない、だけど保健所には連れていきたくないから早く猫を里子に出して手放してしまいたい。
    そう思っていた母娘が、猫と暮らしていく内に変わっていく…。

    犬派の私でも、読んでいるとほっこりして、猫のお腹をもふもふ撫でたくなってしまいました。

  • 猫を飼ったことがなかった親子が、野良猫が庭で出産したことから、立派な猫好きに変わっていくお話。猫って、いいな(^-^)

  • 猫が飼いたくて仕方ない私。
    かわいがるだけでなくて覚悟を決める必要があるなと思った。
    猫を愛する人ってたくさんいるんたなー。エピソードに泣いたり笑ったり。楽しい本でした。
    森下母子の庭先で産んで、ミミはたいしたもんだ!

著者プロフィール

森下典子(もりした のりこ)
1956年生まれのエッセイスト。『週刊朝日』のコラム執筆を経て、1987年その体験を記した『典奴(のりやっこ)どすえ』を出版。代表作『日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』は、大森立嗣監督・脚本、黒木華主演により2018年10月13日映画化され、樹木希林の遺作ともなり、大きな話題となった。他に、『いとしいたべもの (文春文庫)』『猫といっしょにいるだけで』などの作品がある。

森下典子の作品

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