うつは手仕事で治る!

制作 : 木村博江 
  • 飛鳥新社
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本棚登録 : 20
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864101080

作品紹介・あらすじ

人は体をつかって努力し、目的を達成すると大きな喜びを感じる。畑仕事や手仕事から解放され、スイッチ1つですむ生活になってから、うつになる人が増大した-神経科学者がうつの回路をとらえ、新たな治療法を提案する。

感想・レビュー・書評

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  • 手仕事とうつの関係を知りたくて、読んだ。
    全体の内容としては、「なぜうつになるのか」「うつの正体」「手の動きとうつの関係」「ストレスについて」「ストレスへの抵抗力について」「薬を使わずにうつを治す」「うつをふせぐ方法」などである。
    うつと手仕事にスポットライトを当てた内容だと思ったのだが、それに関しては本書の一部でしかなかった。
    その部分にしか興味がなかったため、その他の部分の内容は薄っすらとしか覚えていない。

    理解した範囲で要約すると、脳の中で<努力と報酬の回路(側坐核ー線条体ー前頭皮質)>を活性化させることがうつを防ぐのに有効である。
    <努力と報酬の回路>とは、努力と報酬をともなう肉体的行動のことである。
    そして、それらを活性化させるのに手仕事が一役買っているという。
    手仕事とは、編み物や料理、家庭菜園、陶芸などである。
    特に、編み物については、「編み物は両手を使うし、くり返しの動作が必要になる。それによって神経伝達物質のセロトニンの分泌がうながされると同時に、手を使った努力の結果セーターやマフラーができるので、<努力と報酬の回路>も活性化する」(p95)とのことで、うつに対する有用性が期待される。

  •  社会的・身体的ふれあい、幸せな未来は~でも述べられていた自己効力感と努力→報酬のつながり、脳を鍛えるには~でも述べられていた運動、脳を健やかに保つにはこれら複数の要素が重要であるという内容。化学物質だけに目を向けて抗鬱剤だけを投与しても意味はなく、もっと包括的に見なければならないという。
     タイトルに「手仕事で治る」とあり、実際に脳の大きな領域を手の運動に使っているともあるけど、要は身体を使った努力をしろということだった。タイトルはずれてると思う。
     ぼんやり思い出したのは卒論制作時のこと。手を動かすのがいいという教授の思惑は多分的を得ていたのだろう。ただそれに私が意味、効力感、報酬のそのいずれも得ることはできなかった。やみくもに身体を動かすだけでもだめなのよね。

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