姜尚中を批判する

著者 :
  • 飛鳥新社
3.33
  • (0)
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 48
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864101110

作品紹介・あらすじ

正義の徒か偽善者か?半島と列島のタブーを日韓関係論の第一人者が解剖する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • カンサンジュンと読むのを初めて知った。
    こいつも好きではないが、批判するのに一々カン様という呼称でこき下ろす文章も読んでて不快で、途中断念した。

  • 「実際には存在しない運命を想像するのが在日論」と定義しています。日本における在日論を、遠野と「遠野物語」の関係のように、認識が世界を後付けで作っていった、という展開を批判しています。

    この認識の是非で、本書の印象はまるで変わるでしょう。姜尚中氏が在日の犠牲者性を代弁し、それがすべてであるかのように語ることがどうしても許せないと。

    どんなに代弁的発信であっても、それがすべてか、真実かは、受け取るかは受け手の問題だと思うので、その点でスタート地点に違和感があります。

    イジけるのをやめて、帰化した俺(著者)が偉い、という言説になってしまえば逆の批判も来るわけですが、そこに行かずに批判に徹しているのは、ずるいのか、凄いのか。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

鄭 大均(てい・たいきん):1948年岩手県生まれ。韓国系日本人。専攻は日韓関係論、在日外国人。立教大学、UCLA で学び、81年から95年まで韓国の啓明大学校外国学大学等で教鞭をとる。現在は東京都立大学名誉教授。著書に『増補版 韓国のイメージ』『日本のイメージ』『在日の耐えられない軽さ』(いずれも中公新書)、『在日・強制連行の神話』(文春新書)、『韓国のナショナリズム』(岩波現代文庫)、『韓国が「反日」をやめる日は来るのか』(新人物往来社)、『日韓併合期ベストエッセイ集』(編書、ちくま文庫)などがある。

「2023年 『隣国の発見』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鄭大均の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×