ウォーキング・デッド

  • 飛鳥新社
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本棚登録 : 172
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864101141

感想・レビュー・書評

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  • 読み終わるのにすごい時間がかかったが、2話と3話はすぐ読了した。ドラマのほうも途中まで見ていて、それなりに活躍してたシェーンがこっちでは第1話で死んでいてびっくりした。リックに必要なのは頼りになるナンバー2だと思うのだが、ドラマでは副リーダー的なダリルがいないしその役割はタイリースが担うわけで、なんだかんだ生き残ってくれてよかった。殺人を犯したといってもデクスターが一番囚人ではまともに見えるのだが。頼りになりそうなので穏便に終わらないだろうか?

  • ドラマ版との最大の違いはダリルがいないことだが、他の全ての違いがダリルがいない、相棒が定まらないことから生じているといっても過言ではない。

    荒事を任せられて信頼できる。そんな奴は崩壊後の世界ではとてもとてもレアである。特にドラマより縛りのゆるいグラフィックノベル版では下関係のゴタゴタもリックの頭を悩ますため、タフで誠実な上に性的にドライであることが求められる。そんなパーフェクト男の中の男はダリル以外にはタラハシーさんくらいしか存在しないので、結果リックが背負い込む重圧と負担がドラマ版の3割増しになり、早々に心を病むし、人間性をどんどん手放すはめに。むごい。ただし、その結果としてアンドレアが戦力としてチームに居場所を得たり、ドラマ版でパッとしなかった人々が脚光を浴びる機会が多い。

    かなり忠実に再現されてるし、エピソードもほとんど回収されてるのでどっちか片方見るならドラマ版の方がいいと思うけど、続きが気になって仕方ない人はさっさと原作買って先に読んじゃえばいい。抵抗むなしく獣に近づく一方だったリックたちに転機が訪れる6巻を早く映像で見たくなるはずだ。

  • ドラマ「ウォーキング・デッド」の原作本、第一巻。ストーリーはドラマで言うところのS1~3の辺りが描かれている。

    ドラマ版をS3まで観終えてから読み始めたが、ドラマ同様読み終えるまであっという間。300ページを越えるボリュームも凄いが、ドラマ版と絶妙に違うストーリーが凄く面白い。一部登場人物の違い(メルル、ダリルなど登場しないキャラもいる)や人物像の描かれ方や展開の違いも含めて、ドラマ版から観た人も存分に楽しめる内容。

    少し気になったのは、日本の漫画と違って文章が横書きなのは最初は凄く読み辛かった。文章量も多いので、最初は吹き出しを追いかけるだけで精一杯。ただ描写が激しいものになっていくに連れ、自然と慣れていた。

    あとがきで明かされる当初この作品タイトルが「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」になる予定だったというエピソードやラフ画、カバーアートなどおまけも素晴らしいです♪買う前は漫画に3000円?って感じが拭えなかったけど、充分お値段以上の素晴らしい作品でした!次巻、次々巻も期待!

  • BOOKMARK2から。ゾンビものか~。ま、タイトルからして明らかで、それを分かって手にした訳だけど、やっぱりいまひとつ好きじゃないかも。本サイトで検索すると、まだまだ以降続刊みたいだし、本書の最後も、いかにも次を含ませるものなんだけど、もういいかな、って感じ。

  • Graphic Novelとは良く言ったもので、小説のような読書感覚。お腹いっぱいのサバイバル。アメコミ式のコマ割りよりも日本マンガの「間」を持ったスタイル向きな気はするけど、それだと何十巻あっても足りないんだろうなあ。緻密で端正な画のトニー・ムーアの降板はちょっと残念。

  • ドラマ同様の面白さ。

  • ■書名

    書名:ウォーキング・デッド
    著者:ロバート・カークマン

    ■概要

    ◆全米で驚異的な視聴率を叩き出した、同名TVドラマの原作コミ
    ックが登場!!

    昏睡から目覚めると文明は崩壊していた。
    田舎町の警官リックは、ようやくのことで愛する妻子と再会するが、
    それは長く過酷な旅の、ほんの序章に過ぎなかった……。
    「ゾンビ発生」という極限状況でむき出しになる人間の本質とその
    中で変容してゆく人間性を克明に描く「ホラー」や「ゾンビもの」
    というジャンルを超えた正統派ヒューマン・ドラマ。

    町山智浩氏推薦!
    「これはゾンビ・コミックの傑作というだけではない。
    国家も法律も消滅したアメリカの荒野を約束の地を求めて生き抜く
    主人公は、自らの手探りで十戒を創出せざるを得ないモーゼであり、
    フロンティア・スピリッツの再生者なのだ。

    特設サイト http://www.asukashinsha.jp/walking-dead/
    (From amazon)

    ■感想

    人気のテレビドラマの原作漫画です。
    この日本語版の漫画は、アメリカ原作の1-3巻までが収録されており
    重く厚い本となっています。

    また、1巻と2巻以降では絵柄が変わります。
    まあ、読んでいて登場人物が分からなくなるわけではないので、特に
    問題はありません。

    私は、テレビドラマは、シーズン3まで全て見ていますが、テレビドラマ
    と漫画は「似て非なるもの」ですね。
    勿論、どんな漫画を実写化してもそれなりの差異はあります。

    このドラマも例にもれず、色々と相違が生まれています。
    まず、中心人物が違いますからね。
    この点だけでも、かなり色々な違いがあります。

    また、テンポが結構早いです。
    1巻(英語版3巻)の終わりでは、既に刑務所の中でゴタゴタ中になり
    ます。(ドラマでは、シーズン3の途中です。)

    漫画はそれぞれの展開のテンポがよく冗長しないので、読んでいて
    引き込まれます。
    (シェーンなんてあっけなく死にますからね。)
    そういう意味だと、ドラマは必要以上に丁寧に人物が描いてありド
    ラマも面白いですが、やはり原作も負けず劣らず面白いです。

    これ、日本語版が何巻まで出るか分かりませんが、可能な限りたく
    さん出してほしいですね。もしも出なければアメリカ版を買って読
    めばいい話ではありますが、少し面倒で時間がかかるので・・・

    次の巻も買ってあるので、楽しみです!

  • 私はドラマ版の第1シーズンを観終わった状態で、この本を手に取りました。なので、あのキャラがまさかあんな結末に、ドラマ版との展開の違いを楽しめています。内容は人間が文明社会を失ってどうなるかのシュミレーションとして、細部に気を配って描かれています。ゾンビ映画のその後というコンセプトの看板は伊達じゃない出来です。序章にすぎないのが恐ろしいところです。

  • この本は全三章という体裁になっているけれど、単行本三巻分を一つにまとめて単行本で章を区切っており、実際は月刊で発売されたコミックス十八話分が収録されている。つまり十八回の引きがある話であり、こういう風にまとめて読むのと毎月追っかけるのとではまた印象が違うのだなあと一時期原作コミックスを毎月買っていた身としては思う。話自体はゾンビの恐怖というよりもゾンビ出現以前は普通の人間だった人たちが徐々に狂っていくその過程を見せつけられる恐怖がある。

  • ゾンビ映画愛に満ちた素敵な作品。ゾンビが愛しくなるのです。

  • ドラマはみれてないのでマンガで
    人間ドラマがしっかりと描けているいいゾンビ漫画でした。
    日本のI AM A HEROと読み比べてみるのも、また面白そう。

  •  期待以上の完成度を誇る、素晴らしいゾンビマンガでした。

     ゾンビが単なる怪物ではなく、天災や猛獣に近い扱いで、気を抜かずにちゃんと対処すれば対応できる存在として描かれている。むしろ、天災に近い猛獣(しかも強毒性ウィルス持ち)に襲われる極限状態において、人間はどう生きるかを描いている作品。

     311の震災後の状況を知った身で、さらに家族を持つ身からすれば、この作品で描かれる内容は他人事ではなく、自分は極限状態で冷静に家族を守れるかという部分を問われ続けるところに引きつけられる。

     コミックスとしては第1巻の位置づけで、物語はいいところで終わるが、続きが気になって仕方がない感じ。ゾンビを題材にした作品の中でも、群を抜く完成度なのではないかと。

  • ゾンビ映画愛に満ち溢れた作品。特に御大ロメロの映画に多大なリスペクトを感じる。やっぱり怖いのは、『人間』。

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著者プロフィール

(作)ロバート・カークマン:人気ドラマ『ウォーキング・デッド』の原作をはじめ、数々のヒット作のライターとして活躍。TVシリーズ『ウォーキング・デッド』『アウトキャスト』ではエグゼクティブ・プロデューサーも務めた。イメージコミックスの共同経営者でもあり、同社のSKYBOUNDレーベルのもとで自身のオリジナル作品を出版している。

「2017年 『アウトキャスト 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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