塔里木秘教考

著者 :
  • 飛鳥新社
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本棚登録 : 38
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864101219

作品紹介・あらすじ

マニ教教祖マーニーの聖なる預言が、1700年の闇を駆け抜け、20世紀中国の広大な沙漠に谺する!国家と民族の裂け目を鋭く穿つ、渾身の書き下ろし力作長篇。

感想・レビュー・書評

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  • 12/10 読了。
    想像していたのと全然違う方向に物語が進んで、面白くなる手前ですべての要素が打ち切られてしまったような。偽文書、タイムパラドックス、ウイグル族、マニ教、国家の陰謀、色んな要素が盛り込まれているのに、いまいち盛り上がりにかける。ただ、2011年末にこの本を出したこと、そこにはきっと意味があるのだと思う。

  • 歴史もの、シルクロードものかと思って読み始めたら…なにこれ?SF?ファンタジー??
    いや、しかし、分野なんてどうでもいいのです。それぞれの結末(正解?)も、たぶんどうでもいいのです。とにかく読み始めたらやめられず、一気に読ませる面白さがありました。そりゃ、ま、偽古文書はいったいなんだったのー?と、やっぱり思わなくもないけどね。

  • 70年代中国と9世紀末中央アジアが接続する幻想小説なので、石坂浩二がナレーションをやった昔の「シルクロード」にときめいた人にはおすすめ。わたしはそのくちなので楽しく読んだ。ただしこの分野の実知識がないので、言語・民族・地名がごっちゃごちゃに。わかって読んだらもっと面白いんだろうなあ。

    謎のままに終わる部分が多いから、読み終わってすっきり!というわけにはいかない。でも、さまざまな人の営みが、あの広い砂漠と激しい砂嵐にいずれは覆い尽くされてしまうというほこりっぽい無常感が残って、異世界に遊ぶ体験はできた感じ。

  • 過去と現在、二組の双子の物語が、意外なところで結ばれていく……。ウイグル人やソグド人を主人公にした珍しい物語。意外と読みやすい。

  • フクシマよりの中国が怖い。

  • 耳慣れない地名に名前、地理感覚も歴史の知識もなし。というわけで、最初のうち読み進むのに若干苦労しましたが、読み進めるにつれ、現代・過去・あちらの町からこちらの砂漠、といくつもの物語が交錯しあい、ページを繰る手が止まらなかった。が、怒濤の終盤、どこがどこにリンクするのか段々こんがらがってきて、結末の余韻がまだ味わえてません(^^;)。
    【後日談】書中に出てくる“マニ教”は、「過去に興隆したが現在では滅亡した(信者が消滅した)代表的な宗教とされている」という話をウィキペディアで読んで、やっと話の大筋が見えました。

  • 時間の動き、空間認識の歪み。西域が舞台だからかこうした事象が不自然じゃない。

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