ウルトラマンの墓参り

著者 :
  • 飛鳥新社
2.89
  • (1)
  • (3)
  • (8)
  • (7)
  • (0)
本棚登録 : 53
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864101257

作品紹介・あらすじ

舞台は、大阪。時代は、昭和40年代…。「超」のつく怪獣番組好きの夏木祐太朗と、浅黄智也は、暴力団によって理不尽にも命を奪われた小城香奈の無念を晴らそうと、ウルトラマンとウルトラ怪獣の着ぐるみを身にまとい、吉田組の屋敷に殴り込みをかけた…。果たして、その結末は。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 生意気言うようですが、もうちょい推敲がほしかったです。
    読みやすいようで読みにくかったので。

  • 久しぶりに竹内さんの本を読みました。
    前半は、「あれ、なんかこの話聞いたことある」、と思ったら「長靴を履いた猫の靴下」で同じようなくだりがあったような。
    なつかしくて、おもろかったです。
    途中で出てくる巨大タガメの話。最後に仇を残酷に倒すときの伏線か、と思いきや違いました。
    細かいですがsecond act で、3人揃って明日は遅番だから集まって飲みながら雑談するという設定が、3人の休日が一緒になった、に変っているのは変な感じがしました。

  • 竹内義和さん著の小説『ウルトラマンの墓参り』読了。
    竹内さん、力はいってるなあ、と思いました。
    「京橋」「かつ一」「グランシャトー」・・・・・・。
    サイキックファンならば、思わずニヤリとしてしまうような
    エッセンスが詰まっていました。
    竹内さんにとって、ウルトラマンって誰やったんやろうか。

  • ウルトラマンが墓参りをしている――。
    なぜウルトラマンが墓参りを? 彼が倒した怪獣の供養? それともテレビ撮影が上手くいくように拝んでる? そんな疑問と共に、荒唐無稽な噂が子供達の間でまことしやかにささやかれている。
    そんな子供達の中で、実際に墓参りするウルトラマンを自分の目で確かめようとした少年、俊男。彼は、墓地の奥で小さな墓に手を合わせるウルトラマンを目撃する――。

    …ものすごい始まりですよね。僕も一頁目から驚きました!

    本作は全3章構成になっているのですが、第1章では、主人公のどん底の生活から転機までが描かれます。
    で、これですね、著者である竹内さんの自伝的エッセンスが詰まってるんですよ。
    「教育文具販売」の仕事の話、地獄のマルタンラーメンの話など、著者の自伝的エッセイ『長靴を履いた猫の靴下』(青心社)や、「サイキック青年団」で話題になっていたエピソードがあちこちに登場します。
    小説の舞台も美章園と京橋。南大阪在住でサイキックにどっぷりハマっていた者としてはそれだけでたまらんモンがあるんですよ!
    そういうエッセンスを感じながら読んでたんで、第一章は「面白い!」に加えて「懐かしい!」という感じがしました。
    この「面白い!+懐かしい!」感覚って、実は、中島らもさんの『ガダラの豚』を読んでるときにも感じたんです。
    らもさんの『ガダラの豚』には、らもさんがそれまでにエッセイで書いてきたエピソードがふんだんに盛り込まれていて、小説を読みながら中島らもの総決算みたいな印象を受けたんですが、自伝的小説という意味では本作の前半部もこれに近いと言えそうです。

    と、僕は著者のファンで、著作やラジオに親しんでいたからこういう読み方になりましたが、もちろん著者の半生を知らない人が読んでも十分楽しめる内容になっていますよ!

    第2章以降はネタバレになるのであまり書けませんが、前章と打って変わって淡い恋模様あり、冒険活劇ありと、主人公はぎこちないながらも青春を謳歌します。
    そして第3章。ここはもう怒濤の展開! 物語の展開・テンションと読書速度がリンクし、頁をめくるごとに読書スピードが上がっていくのが自分でもわかりました!
    こういうことを書くと客の食べ方に一々口を挟んでくるうっとうしい料理屋の親父みたいで恐縮ですが、前半はじっくり、後半は話の流れに乗ってガンガン読んでいくのがオススメです。

    三倍笑えて三倍泣ける、新・大衆小説。
    面白そうと思った方は是非お読み下さい!

    http://tomiya-sangendo.blogspot.jp/2011/12/blog-post.html

  • リアル・ウルトラマン世代の僕わ、こういう本をこぞって探して読んでいます。
    まあ結果わ、当たり外れが相当激しいのですけれどw。

    で、この本わウルトラマン本としてわ外れかもしれないけれ、奇しくも『生活の柄』高田渡、に相当入れ込んでいたので、とてもいい気分で読めました。

    しかし、文体わ名作『岸和田愚連隊』の中場利一そのものです。もしかしたら中場利一が別名でバイトで書いた作品かいな!?と大阪弁?で想いましたww。

    そしてまぢでどうか? と云うと、これが存外に面白い作品です。一冊の本と云うよりも三冊のストーリーをまとめて一冊にしちまった感じですのよ。ともかく、ナイスです!(^o^)

  • 昭和40年代の大阪。「チョー」のつく、怪獣番組好きの、祐太朗と、智也は、暴力団によって命を奪われた、香奈の無念を晴らそうと、ウルトラマンと、ウルトラ怪獣の、着ぐるみを身に纏い、殴り込みをかけるが…。
    私は、ウルトラマン世代ではないが、それなりに、楽しく読めた。前半は、「なんだ、こりゃ?単なるコメディか?祐太朗って、いわゆる、ヘタレ?」と、がっかりした。しかし、最後まで読むにつれ…やられてしまった(泣)悲しい終わり方だったけど、これぞ、青春?「助けてほしいときに、ウルトラマンは、きてくれない」、そう、現実には、ウルトラマンなんて、存在しない。それでも、負けるかもしれないとわかっていても、悪に立ち向かう二人。感動した。

  • ウルトラQ~ウルトラマン世代な人、
    「京橋は ええとこだっせ グランシャトーがおまっせ♪」がわかる人には
    ぼけら~っと読める楽しい本です^^

  • 2012年8月西宮図書館

  • 竹内義和の半自伝小説。 特撮、格闘技、京橋の胡散臭さという、今は亡き「北野誠のサイキック青年団」でよくネタにされていたものを中心に引きこもりの若者が成長し大人になるお話。 ACT1、ACT2、ACT3の第三部構成で引きこもりからの脱却と親友と恋人と仕事の出会い、 体を鍛えることからヤクザへの復讐へそして物語は冒頭のウルトラマンの墓参りに繋がっていく。 序盤のどうしようもない引きこもりの描写から終盤の格闘描写まで生々しく面白い、最後にしんみりと終わるのもまた良し。

  • うーん。話の展開がact3で、変わり過ぎ。

全10件中 1 - 10件を表示

竹内義和の作品

ツイートする